絵本は言葉の宝箱 目を輝かせる子どもたち
◇東近江・能登川
「これおもしろいよ。見て見て」と駆け寄ったり、「これも読んで」とおねだりする子どもたち。楽しいお話にもう夢中で、五百冊もの絵本たちが子どもたちをとりこにしている。絵本の読み語りを行うボランティア「おはなしポッケ」の“えほんのひろば”を覗いた。
おはなしポッケは結成九年目。「子どもたちにたくさんの世界を知ってほしい」と、絵本好きの有志が集まり、能登川地区の幼稚園や小学校、児童館を回って読み語りを行い、四年前からは教育機関の一室を借りて“えほんのひろば”を開いている。
代表の中川美幸さんは「絵本を読んでもらうことは子ども時代の大切な経験で、大人にとっても楽しみを共有するまたとない機会です。また、その子にとっては初めて手にする本かもしれないので、楽しいと思ってくれることが一番」と話し、素敵な絵本と巡り会えるよう、必ず読み込んでから読み語りをし、一期一会を大切にしているという。
訪れたこの日は、東近江市立能登川東小学校での開催日で、市内の公立図書館から借り受けた絵本五百冊を、ダンボールなどで手作りした面展台に設置して“えほんのひろば”を開設。「はじまりますよ~」の声とともに絵本を繰ると、児童たちは絵本の世界に引き込まれ、ペッタンペッタンとみんなが大縄飛びをする絵本には全員が大笑い。読み聞かせが終わると、その絵本を夢中で読み返したり、お気に入りの挿し絵を見せ合ったりと目を輝かせていた。






