竜王と蒲生で「一日教室」
◇東近江・竜王町
今年も残りあと六日。竜王町山之上のアグリパーク竜王で「お正月用寄せ植え教室」、東近江市市子川原町のあかね文化ホールで「しめ縄づくり教室」が、それぞれ二十一日に催された。大掃除や年賀状書きにと追われる中、参加者は迎春準備を楽しんだ。
●松竹梅で豪華に「寄せ植え教室」
午後一時、アグリパーク竜王内にある農村田園資料館で、講師に竜王園芸の青木康敏社長を迎え、玄関や床の間に飾る「お正月用松竹梅の寄せ植え教室」がスタート。
正月の雰囲気に合わせて、▽黒松▽寒さに強い南天▽育てやすい笹▽枝いっぱいにつぼみが付いている紅白二色咲きの梅▽手のひらサイズの葉牡丹▽グリーンのアクセントになる玉竜(タマリュウ)―の六種類の植物が用意された。
「梅の苗を鉢にのせただけで正月らしいな」や「苗を置く位置を決めるのが難しいわ」と語る参加者に、青木さんは「育てやすい植物が多いので、難しく考えすぎず楽しんでほしい」とやさしく指導した。
参加者は、持参した陶器の鉢底に石を敷いてから土を入れ、各苗を動かし山水もイメージしながら配置を熟考。一つの鉢の中に自分だけの日本庭園を作り上げ、参加者は「これから鉢の中の表情が、どう変わっていくか楽しみ」と笑顔を浮かべた。
●心休まる手作り「しめ縄づくり」
午後一時半からの蒲生公民館教室一日講座「しめ縄づくり教室」には、蒲生地区以外に八日市・近江八幡・竜王からの参加もあり、総勢二十四人が農の匠の手ほどきを受けた。
講師の友實富義さん(72)=竜王町在住=は近江ワラ細工伝統工芸保存会に所属しており、「どんな物でもワラで作ろう」と日々研究を重ねるわら細工の匠。同教室を受け持って三年目になる。
参加者は、友實さんが用意した四十~七十センチの稲わらを使い分け、しめ縄特有の編み方“左ない”に挑戦。
自分で作ったしめ縄を手に、山口舞羽ちゃん(8)は「百点の出来」と大満足の様子で、姉の珠奈ちゃん(11)も「機械で作るものだと思っていたけど、手作りしたしめ縄はとてもきれいで驚いた。編み込む三本の縄を同じ太さにすると見た目がよりきれいになる」と手作りの良さを実感していた。
マンション暮らしが増えた現代の家の形態や生活習慣に合わせて、友實さんは、たれの部分を取り外すとリースとして再利用できる円形のしめ縄も伝授。家の中に置いておけば一年後も色あせず、「これならドアノブにも掛けられる」と参加者からも好評だった。
参加者の完成品を見ながら、友實さんは「初めてにしてはいい。例え出来が不十分でも、自分で作ったしめ縄は心が休まる」と話していた。








