古民具つかって年越しそば 親子で昔の暮らし体験
◇東近江・能登川
唐箕(とうみ)など昔ながらの民具を使って、ソバ粉を挽く「民具体験教室」がこのほど、東近江市山路町の能登川博物館で開かれ、五組十五人の親子が参加した。
昔の暮らしぶりを体験してもらおうと、古民具をつかって年越しソバをつくる恒例の催しで、地域学芸員の手ほどきを受けながら、唐箕を使ってソバの実とクズの選別に挑戦。唐箕は、ハンドルを回して羽根を回転させ、それによって起こる風を利用する農具で、子どもらはクズがきれいに取り除かれる様子を興味深そうに眺めていた。
続いて、石臼を回して殻をはずし、ソバ粉をつくる作業に取りかかったが、子どもたちの力では思うように挽けず、「重い!」「よいしょっ、よいしょっ」と連発。たくさん挽いたと思っても、粉をふるってみると意外とわずかな量で、「これはたいへんだ」と、協力しながら二人がかりで挽いていた。
保護者のひとりは「スーパーにいけば何でも手に入る時代だけど、昔の人はソバを食べるにしてもいろいろな手順を踏んで大変だったのですね」と話し、食べ物の大切さを実感していた。
このあと、ソバ打ち体験が行われ、家族四人で参加していた上池春翔くん(7)は「石臼はたいへん重かったけど楽しかった。おソバもおいしい」と、自分で打ったソバの味を堪能していた。






