種類の米パン販売中
◇東近江・竜王
小麦の代替品として脚光を浴びている米粉―。竜王町鏡にある道の駅竜王かがみの里で、一年がかりで開発された米粉使用の“米パン”が人気を呼んでいる。
食糧用小麦の八七%を輸入に頼っている日本。バイオ燃料原料としての需要拡大や気候変動が影響し、小麦の国際価格が高騰した。そこで、代替品として注目されているのが国産の“米粉”。農林水産省も代替原料として、米粉の増産支援に乗り出す方針だ。
竜王かがみの里は、こういった流れをよみ、米どころである竜王町の特性を商品に生かしていこうと、一年前から米パン開発に着手。まずは業者から仕入れた米粉(小麦グルテン二〇%入り)を使って、食パンや惣菜パン作りのノウハウを確立した。
同里内にあるパン工房の斉内たき子副主任は、「ここにしかない喜んでもらえる米パンを目指し、砂糖やバターの分量を少しずつ調整しながら何度も試作した。小麦には出せない味わいともちもち感が特徴」と語る。
一年がかりで完成した米パンシリーズは、▽米パン近江牛コロッケ(二百円)▽米パンめんたいポテト(百四十円)▽米パンベーコンロール(百四十円)▽米パンきんぴら(百四十円)▽食パン(一本四百円、二分の一本二百円)―の五種類。
見た目は小麦パンと同じでも、食べてみるともっちりとした弾力の違いを感じる。きめ細かな生地が口の中で泡のようにほどけていくやわらかさで、食物繊維やコレステロール抑制など米の持つ機能性も消費者にはうれしい。
平日は約二十四個、土日は約五十個を売り場に並べ、まとめ買いする来訪者も多いという。
現在、米パンが売り場に占める割合は一割強。斉内副主任は「米パンに合う具材をもっと研究し、バリエーションを増やす中で、竜王産の米や野菜、果物、近江牛なども使っていきたい」と地産地消を目指す。
なめらかな生地を生み出すには、粒子の細かい米粉が必要となる。特産品づくりに力を入れるみらいパーク竜王では、米粉専用の小型製粉機の購入を検討している。
詳しくは、道の駅竜王かがみの里(58―8700)へ。






