蒲生地区の地域デビュー応援塾
◇東近江・蒲生
蒲生地区まちづくり協議会あかね部会(大塚ふさ部会長)が主催する団塊世代の味方「地域デビュー応援塾」。第二期は料理教室に特化したプログラム編成で、十四日の第三回講座では年越しを先取りして“そば打ち”を蒲生公民館調理実習室で体験した。
講師は、部会員と親交のある三重県伊賀市玉滝の川上営農組合のメンバー九人。六年前、「何か特産品を作ろう」と同組合を立ち上げ、川上地区全二十二戸の力を結集し、そば栽培を始めたという。
自家栽培・石臼挽きにこだわった粉の名は「そば玉の腰」。玉滝の地名と粉を練るときに重要な腰、そばのこしにかけたネーミングで、初代組合長の徳村治さんは「手打ちをつらぬき、昨年は四千食作った。半分ボランティアのようなもので遊ばせてもらいながら、我々も日々勉強している」と微笑む。
水回しとこねの工程が最も重要とされるそば打ち。参加者約三十人は二~三人一組のグループに分かれて、同組合メンバー指導のもと、川上産の小麦粉二割とそば粉八割に水を流し入れながらホロホロの状態になるまで手早く混ぜた。
順調な滑り出しも、のばしの工程で悪戦苦闘。めん棒を使って薄く均等に丸から四角に整形するには熟練の技と勘が必要で、薄くしすぎて破れてしまうグループも出たが、講師の補助により厚さ約二ミリに仕上がった。
まだまだ難関は続き、最後の切る作業。ゆでることを考えて二ミリの細さに統一したいところだが、使い慣れない包丁に四苦八苦し、中にはきし麺並みの太さのものも。
たっぷりの湯で麺を踊らせ、冷水でぬめりを取ってから氷水でしめたそば。参加者は「やっぱり手打ちはうまいな」や「こしがあっておいしい」、「もう市販の麺が食べられないな」と言いながら、他のグループの麺と食べ比べていた。
八日市地区から参加した田中泰夫さんは、「想像していたよりも、薄くのばしていくのが難しかった。そばを打つにしても、包丁を使うにしても、何もかもが初めての感覚で楽しかった」と充実した表情を浮かべた。
童心にかえったようにそば打ちを満喫した受講生ら。今年の年越しは、手打ちが増えるかもしれない。
◆次回は朝食編
第四回講座は、来年二月二十一日午後六時から蒲生公民館調理実習室で行われる。
作るメニューは、朝食に最適なよろず卵と鮭の照り焼きなど。
参加費五百円(当日徴収)。参加希望者は、同協議会事務局(0748―55―3030)まで申し込む。







