時期尚早 10日開会の愛荘町議会
◇湖東・愛荘町 パスポート発行業務を検討する愛荘町の村西俊雄町長は、旅券(パスポート)発給に伴う準備経費百十二万四千円を今年度補正予算案に計上し、十日開会の十二月定例議会に提案する準備を進めていたが、議会側から時期尚早と理解が得られなかったことから、提出するはずだった予算案を取り下げた。 住民サービスの一環として、パスポートの交付手続きについて、六月議会や九月議会などで趣旨説明を行い、準備経費(職員研修四十六万円、事務経費三十三万円、パソコン端末機購入七十四万円)を補正予算に計上するなど、具体化へ理解を求めていた。 提出議案を取り下げたことについて村西町長は、理解が得られなかったのは残念としながらも「住民へのサービス向上のほかに、ガソリン節減によるCO2削減効果も大きく、今後、住民の皆さんの意見を聞いて、引き続き慎重に検討したい」と、前向きに取り組む姿勢を示している。 パスポートの交付業務については、県から市町への委託が可能となったことから、地球温暖化防止対策の一つとして、パスポートの発行手続き簡略化への検討が全国的に進められている。 年間約二千七百人が海外に出かける愛荘町では、七百人弱の住民が米原へ七三%、大津へ二七%が出向き、パスポートの申請、交付を受けている。 ほとんどが時間を割き、ガソリンを使って、パスポートを取得している現状から、町民への行政サービスの充実の一環としてのみならず「CO2対策の上からも放置できない」と、本年度に入って本格的な検討に着手した。 地球温暖化防止対策に関しては、住民一人ひとりの暮らし方の問題として、住民の負担軽減を視野に、米原・大津へ車で行った場合と、愛荘町役場で済ませた場合のCO2排出削減量をはじき出している。 パスポート申請・交付七百人の手続きが町役場で可能になると、ガソリン一リットル当たりのCO2排出量を二・三キログラムとした場合、年間一七・七トンが削減できると試算している。





