参加者を募集中
◇東近江・竜王町 町民憲章にうたわれている“緑と文化の町”を目指して、竜王町でこのほど、市民団体「善光寺川清流会」(増田和彦会長)が発足した。現在、来年一月十八日に催す「第一回善光寺川環境美化作戦」の草刈りボランティアを募集している。 竜王町西の玄関口である名神高速道路竜王インターから国道8号線までをつなぐ国道477号線に沿って、一級河川の善光寺川(川幅二十四メートル、川底十八メートル)が流れている。 昭和四十年代頃までは、子どもが砂遊びをしたり、河原で運動会を開くなど、まちが誇る景勝地としても町民から親しまれてきた。しかし、河川整備の工事が進むとともに善光寺川から人が遠のき、今では草木が生い茂り、水の流れすら滞っている状態だ。 十八年前に都市部から引っ越して来た増田会長(52)は「河川管理は行政がやるべき仕事だという意識が住民間には強く、放置してきたために近付けないほど荒れてしまった」と分析、「田舎特有の自然の豊かさを生かし、行政との協働により市民の手で魅力あるコミュニティーの場に再生したい」と意気込む。 「汚れてしまった郷里の川を、昔のような美しい姿に戻したい」との思いに共鳴したという長江とみ江副会長(68)。「一人ひとりの力とつながりをぬくもりの輪として広げていくことが、将来のまちづくりに役立つ」と意欲を示し、女性の視点を生かして参加者への昼食準備にも気を配る。
また、郷土を愛する心を引き継いでいこうと、団員二百人を抱える竜王町青年団の布施智規さん(25)が副会長に就任。今年八月の試しの草刈りに参加し「善光寺川についてあまり知らなかったが、活動を通して水の美しさに気づけ、きれいにしたいという心が団員にも芽生えた。まちづくりの一環として積極的に取り組み、呼び掛けにも力を入れていきたい」と語る。 同会が目指すのは、京都の鴨川のような人が集い、夏にはホタルが乱舞するような人と生き物が共存できる河川。琵琶湖総合保全市町交付金を活用し、三~五年計画で環境美化作戦を展開する予定。 来年一月開催の第一回では、十二人一組(草刈り八人、集積四人)の班を五十メートル間隔で配置し、善光寺川総延長四千七百九十メートルのうち約三千メートルの美化活動に取り組む。 活動時間は午前八時半から正午まで。町外在住者の参加も大歓迎で、気持ちいい汗をかいた後はおいしいおにぎりと温かい豚汁を食べながら交流を深める。 ボランティアの募集人数は、草刈り班五百人、集積班二百五十人、おにぎり・豚汁班五十人の計八百人。参加希望者は、今月十五日までに、竜王町役場建設水道課(0748-58―3708)へ申し込む。







