愛荘町 同和地区差別事件の総括も
◇湖東・愛荘町 愛荘町人権教育推進協議会は四日夜、人権を考える町民のつどい(町・町教委共催)を、テーマ「誰にでもある可能性と夢を信じて」に基づき、ハーティーセンター秦荘で開いた。 集いには町民や町職員ら約五百人が参加し、人権週間(四~十日)に合わせ、昨年八月に発生した「町役場への東近江市民による電話での同和地区差別問い合わせ事件」の総括が行われた。 電話の内容から、差別性は明らかとする愛荘町と東近江市(差別でない)との見解の相違を明確にした。この問題について町議会は、九月議会最終日の九月三十日に「長年取り組まれてきた部落問題の解決に向けた様々な教育、啓発を否定することになる」として、真相究明と再発防止ヘの決議を採択している。
続く講演会では、愛知県の私立豊川高校で数学教師を務める宮本延春さん(39)が「オール1の落ちこぼれ、教師になる~いじめ、挫折、天涯孤独の絶望から夢を実現するまで~」と題し、自分の生い立ちを語った。 「子供の時、いじめられ学校嫌いで成績が最悪のオール1でも、自覚とともに環境が整い、目的に向かって努力すれば、先生になれる。二十三歳の時、始めて九九が全部言えるようになった」と。 嫌なこと、辛いこと、苦しい時、その悩みは成長の証(あかし)であることを自ら学び、教師になった以上「悩みは素晴らしいと子供に教え、一緒に悩んであげたい」と締めくくった。







