犯人の特徴記録シートに
◇東近江・蒲生
金融機関を狙った強盗事件が増える歳末を前に、東近江警察署は先月二十八日、東近江市市子川原町の蒲生郵便局で「強盗訓練」を実施した。
訓練の想定は、けん銃などを持った二人組の男が郵便局に押し入り、人質を取って現金を要求するというもの。「パン、パン」と局内に響き渡る模擬銃声音で緊迫感が増す中、社員は警察への通報とともに現金を奪った犯人を追い、逃走車両に模擬カラーボールを投げ付けた。
同郵便局では、強盗事件発生時の対応マニュアルとして、警戒・通報・対応・観察・追跡・現場保存の六つの係に社員を振り分けている。犯人逃走後は、社員全員で人相や着衣、逃走車両のナンバー、音声、歩き方など犯人の特徴を記すチェックシートに向かい、記憶をたどりながら記入。
東近江東部・西部地区の郵便局長ら約二十人も訓練を見学し、二分ほどの犯行を「すごく長く感じた」と漏らした。蒲生郵便局・荻野九一局長は「訓練とは思いながらも気が動転し、想定していたことすべてを行動に移すのは難しかった」と振り返った。
通報を受け緊急配備を行う警察にとって、一目見て犯人であることが分かるような印が重要。そこで、犯人の逃走車両を特定できるようカラーボールの投てき訓練も行われた。
参加した局長らは「下へ投げているつもりが、ボールが軽くて上へいってしまった」と語り、カラーボールの特性をつかんだ。







