交通死亡事故2カ月で3件 命を落とす高齢者
◇東近江・竜王町
最近、竜王町の住民間で「ほんま気を付けなあかんな」があいさつ代わりになっている。それもそのはず、十、十一月の二カ月で、町内の高齢者が亡くなる交通死亡事故が三件連続発生したからだ。当事者や遺族に深い悲しみ・苦しみを残す交通事故を食い止めようと、近江八幡警察署と同町役場生活安全課が対策に乗り出した。
「二カ月で三人も亡くなるのは、異常事態だ」と、近江八幡警察署交通課・塚田豊美課長は語る。十一月二十六日現在、管内で発生した交通死亡事故は七件(近江八幡市内三件、竜王町内四件)。そのうち六件が高齢者(六十五歳以上)の死亡事故だ。
同町の事故状況を見ても、犬の散歩で県道を横断していたところ普通乗用車に跳ねられた七十歳女性や県道交差点で普通貨物自動車と出合い頭に衝突した自転車走行中の八十二歳男性、町道交差点で普通貨物自動車と出合い頭に衝突した原動機付自転車を運転中の七十九歳男性と、高齢者ばかり。
先月二十二日、同町は、各自治会長・地域安全指導員・交通安全指導員・地域安全推進協議会役員・役場課長ら約百三十人を集めて「交通安全緊急会議」を防災センターで開き、光るホイッスルとピカピカ棒を配布して夜間に身を守る対策を紹介、自治会単位での啓発徹底を促した。
ドライバーに安全運転を訴えるのぼり旗はすでに町内主要個所に設置済みで、十二月中旬までほぼ毎日のように街頭啓発や防犯・啓発パトロールを実施する。
一方、近江八幡警察署は、同町老人クラブ連合会(神田利三朗会長)の学習会に出向き、無理な横断を止めて左右をよく確認し、夜間外出時に反射材を活用するなど、事故にあわないための自己防衛策を伝授し注意喚起した。
神田会長は「身近な話ばかりで、教わったことをしっかり心に止めて、各地域に持ち帰って徹底していきたい」と話していた。






