チームワークで強盗に対処
=グリーン近江農協八幡北支店=
◇東近江・近江八幡市
近江八幡警察署は二十七日、グリーン近江農業協同組合八幡北支店(多賀町 奥野幸一支店長)で、強盗模擬訓練を実施した。
年の瀬も迫り、金融機関をねらった犯罪が予想されることから、警戒と防犯意識の向上、事件が発生した場合の犯人検挙に備え、マニュアルに定められた役割分担や対応策の確認と徹底を図った。訓練には、本店や同署管内の各支店の支店長も見学に訪れた。
拳銃と刃物を持った男二人が同店に押し入り、一人がカウンターに飛び乗って拳銃を威嚇発射しながら金を袋に入れるよう要求、もう一人は刃物で脅しながら女性客を人質に取った。
職員が通報ボタンを押して警察に通報する一方、奥野支店長が犯人に対応。現金を受け取った犯人が人質を盾に、玄関前に停めていた車で逃走すると、男性職員が追いかけ、カラーボールを車めがけて投げつけた。
本番さながらの迫真に迫る訓練後、全員で犯人像記憶調査票に、犯人の人相・凶器・着衣・車両・特徴などを記入して、職員の記憶と実際の犯人像が一致するかチェックした。
同署生活安全課の松井勇次課長は、できるだけ犯人の逃走を引き延ばすようアドバイス。犯人に直接対応した奥野支店長は「ピストルを突き付けられ頭が真っ白になったが、人命第一を考えた」と訓練を振り返った。
コンプライアンス担当顧問を務める土田明夫さんからは、金を渡すまでの時間を稼ぐ努力、被害者(人質)の救助と事後対応、犯人の証拠保全、できる限り追跡して逃走方向の確認などが、指摘された。
参加した職員らはそれぞれ自分の役割が果たせたかどうか確認し、これから忙しくなる年末の業務に向けて気を引き締めた。







