造形作家・南幸男作陶展=ギャラリー芭沙羅亭で30日まで=
◇東近江・永源寺 東近江市五個荘五位田町にしきろ庵を構える造形作家・南幸男さん(55)の作陶展「赤と青の世界へ」が、同市永源寺高野町のギャラリー芭沙羅亭(本山永源寺近く)で開かれている。三十日まで。 「自分の原点は近江湖東の自然」と語る南さんらしく、鈴鹿の紅葉を表現した鮮やかな赤と、渓流を感じさせる美しい青がみごとな調和を生み出し、まさに鈴鹿の自然を切り取ったような作品展で、光の角度によって色彩が変化する深みも魅力的。 また、ヨシ原や水鳥など琵琶湖の風景を描いた青い絵付け作品では、その繊細な表現力に自然をこよなく愛する南さんの思いが伝わり、ユニークな陶器のナマズたちも遊んでいる。 このほか、東近江市愛東外町に設けた穴窯で焼いた花器、香炉、灯明、ぐい呑みなどがあり、障子の明かり窓から見える純和風庭園や、色合いを増した山間の紅葉が盛り上げている。 南さんは「静寂な山寺の雰囲気や深まる紅葉の中で、自然と一体になった作品の数々を見ていただければうれしい」と話している。 開場は午前十時~午後五時。入場無料。問い合わせは、南さん(090―4034―1075)へ。 同氏は、昭和五十九年の全国公募展光風会展で入選したのを皮切りに、数々の公募展で入選を重ねるとともに、県内外で作品展を精力的に開き、自身の創作の幅を広げる新たな挑戦に励んでいる。また、作陶の傍ら、てんびんの里学習センター(五個荘竜田町)で陶芸教室を主宰し、指導にも力を入れている。






