=檜皮の大屋根一新!!=
◇全県 県教委は、大津市園城寺町の宗教法人園城寺から受託して行ってきた「国宝園城寺金堂保存修理工事」を九月末日で完了、このほど平成十七年二月から修理工事のために設けた覆い屋が撤去され、約三年半ぶりに金堂が姿を現した。 工事は、平成十六年十月二十日から二十一日にかけて本州に上陸した台風23号の強風で、金堂の正面屋根檜皮葺が飛散したことによる。台風による被害は正面のみだったが、昭和四十二年に行った前回の葺き替えから約四十年が経過し、腐朽が屋根面全体に進んでいたため、屋根檜皮葺の全面葺き替えを行い、棟の瓦も傷みが激しかったため、東西の鬼瓦を含め、全ての瓦を新調し、積み直した。 屋根工事のほかには、縁まわりで破損・風蝕の大きい部分の修繕、建具の破損箇所を修理した後、建付調整も行った。また、長押や高欄、建具に取り付けられた飾金具のうち、建物の外部に面したものの修理・塗装を行い、基礎部分の亀腹(かめばら)の上塗りを白漆喰(しろしっくい)で仕上げた。総事業費約四億円(国、県、大津市の補助事業)。 金堂は約二十三メートル四方の大規模な仏堂で、平面積五百三十七平方メートル、屋根面積は千三百六十六平方メートルあり、県内の槍皮葺では石山寺本堂の千三百八十九平方メートルが最大だが、本堂・礼堂・相の間の合計であり、単独の屋根としては園城寺金堂の屋根面積が県下最大となる。






