「冬の森観察会」開催
伝統民家、物語の風景を紹介
近江八幡市も合併協議のテーブルに!
受講生72人に修了証書
滋賀報知新聞(ニュース)■平成14年2月3日(日)第12963号
滋賀報知新聞(ニュース)■平成14年2月3日(日)第12963号
Aソ連型に続いてA香港型も検出
インフルエンザ流行の兆し
=集団かぜで学級閉鎖も=
学級閉鎖でガランとした年少組の教室を心配そうにのぞき込む年長組の園児
県健康対策課は先月二十九日、県内でこの冬はじめてインフルエンザA香港型ウイルスを検出したことを発表、同二十三日にすでに検出が発表されていたAソ連型とともに、インフルエンザの流行の可能性が高いとして、県民に予防対策など注意を呼びかけている。
八日市市内では一月三十一日現在、市立八日市南小学校の一年生の一クラスが一月二十四日から二日間、市立平田幼稚園の四歳児(年少)クラスが同三十日から二月二日までの四日間、集団かぜにより学級閉鎖に。
両クラスでは、発熱、下痢、腹痛、のどの痛み、せきなどの症状を訴えて休む子どもが多く、登校園しても昼食後に熱を出して早引き、休んで出てきても完全に回復していないため休みを繰り返す、出席している子どもの中にもせきをしたり体調不良を訴えるなど、流行の兆しがみられる。
平田幼稚園いちご組では、一月二十九日に在籍二十人のうち半数の十人がかぜで欠席、学級閉鎖となった。二日に予定され子どもたちが楽しみにしていた節分豆まきは四日に順延。手づくりのオニの面がだれもいない教室で子どもたちの登園を待っている。
県健康対策課では、インフルエンザ予防として次のことに注意するよう呼びかけている。特に、ラストスパートに入った受験生はしっかり健康管理を。
◯外出時にはマスクを使用する
◯帰宅時には手洗いとうがいを心がける
◯睡眠を十分にとり、栄養に気を配る
◯室内を適度な湿度に保つ
◯人込みに出かけることをなるべく避ける
野鳥の生息や動物の足跡を発見
「冬の森観察会」開催
=今日、河辺いきものの森を探検=
(湖東・八日市市)
八日市市建部北町の河辺いきものの森で、本日三日午前十時から「冬の森観察会」が行われる。動物の足跡や野鳥の発見が容易で、普段なかなか見ることのできない生き物の様子に接し、落葉した冬の森ならでは味わえない絶好の観察会となる。
これまでの遊林会活動によって、かっての里山(明るい森)の姿が取り戻されつつある河辺いきものの森は、特に昨年の春以降、森が明るくなったことによってシュンラン、ヤブヤンなどの植物が目に見えて増え、森の保全活動の成果が着実に現れている。
一度は姿を消したと思われていたキツネやノウサギ、タヌキ、テンなどの哺乳類が姿を見せ、雪に埋もれた森の中に動物の足跡が点々と続くまでになった。野鳥も最近では、コゲラやアカゲラのキツツキをはじめシジュウガラ、ヤマガラ、エナガ、モズ、シメ、セグロセキレイ、キセキレイ、イカル、ヒヨドリなどが飛び交う姿が見られる。
今回の観察会でしか見られないものとして、昨秋まで使われていたオオスズメバチの巣がある。掘り起こして標本にしているのではなく、実際に観察路沿いの地中に埋まり、巣がどういうところに作られるのかを発見できる絶好のチャンスとなる。参加希望者はネイチャーセンター(TEL0748-20―5211)へ申し込む。
ミニチュア造形作家・内山正一さん
伝統民家、物語の風景を紹介
=9日に講演 八日市文芸会館で作品展=
五個荘の商人屋敷
県立八日市文化芸術会館は、各地の民家や物語に登場する風景を手がけるミニチュア造形作家・内山正一さんの作品展「暮らしの文化展―民家のある風景―」を、九日から二十四日まで開催する。入場無料。
緑の田んぼに映えるわら葺きの屋根、防風林に囲まれた漁村の船板塀、整然と並ぶ街道筋の格子戸。自然や風土の中で生まれた日本の民家には、暮らしの知恵や物語がたくさん詰まっており、囲炉裏の周りや路地裏には笑い声があふれていた。
住人の価値感の多様化、時代の変化のなかでこのような風景が姿を消しつつある中、二十代のころ飛騨白川郷の合掌づくりに感動した内山さんは、全国を旅して民家を見て歩き、美しく素朴な民家に魅了された。
以後、独学でミニチュアづくりに取り組み、その関心は構造や間取りの美しさから、そこに住む人々や民具、庭園、村祭りなどへと四季折々の周囲の環境へと広がっていった。近年は近江八幡や五個荘へも足を運び、近江兄弟社の創始者で、日本の近代西洋建築に貢献したキリスト教伝道者メレル・ヴォーリズが設計した作品も手がけている。
会場には、飛騨の白川郷や山形の曲がり屋など全国的に有名な民家、祭りや節句など四季折々の冠婚葬祭にまつわる様々な風景、宮沢賢治の世界や昔話などのシーン、ヴォーリズ設計の建築や八幡堀界隈の商家、船宿、旅館をはじめ、近江の湖東、湖北に残る葺き屋根の民家のミニチュアを紹介する。
なお、開催初日の九日午後二時から内山さんと語る制作実演会を開く。参加は無料。問い合わせは県立八日市文化芸術会館(0748―23―6862)まで。
近江八幡市も合併協議のテーブルに!
八日市市など4市町の首長・議会懇談会が合意
「東近江は一つ」になる気運
=竜王町にも参入呼びかけへ =
日野町役場で開かれた「第3回首長・議会代表者会議」
合併協議を進めている八日市、蒲生、日野、永源寺の1市3町の「第3回首長・議会代表合同懇談会」が30日午前10時から日野町役場で開かれ、昨年末、近江八幡市から要望があった合併協議への参画を受け入れることで合意した。
また、「東近江は一つ」の要望を行っている竜王町に対しては2市4町への枠組み参入を呼びかけることを検討する。
近江八幡市側への回答は、1市3町の職員でつくる東近江東部地域行政研究会で近江八幡市との合併について調査研究を行い、その報告をもとに2月19日、永源寺町で開く第4回同懇談会で前向きに協議し、その結果を伝える。
2時間余りにわたって開かれた第3回懇談会では、冒頭から近江八幡市の参画要望が議題となった。
各委員は、「東近江は一つ」を望む声は1市3町の住民の中でも根強いことを受けて、まず、2市が一緒にならなければ東近江の広域合併はあり得ないとして近江八幡市からの正式な申し入れを受け入れるべきだという認識では一致したが、その参入時期については、議論が分かれた。
4月の新年度を機に1市3町の法定合併協議会設立を堅守したいとする八日市市、蒲生町、永源寺町は「今からでは近江八幡市と合併課題のすり合わせが間に合わないので、先に1市3町の法定協議会を立ちあげたうえで、近江八幡市に途中参入してもらえばよい」と主張したのに対し、日野町は「合併することが前提にあるならば近江八幡が最初から同協議会に入ってもらった方がよい」と参入により積極的な姿勢を示し、「協議会設立は6月ごろでもいいのではないか」との疑問を投げかけた。
これに対し八日市市側は「何のために1市3町が1年間の時間と労力をかけてすりあわせ作業を進めてきたのか」と再考を促した。また、永源寺町からは「4月に町長選挙があるので、3月中には町の見解をはっきりさせておく必要がある」と4月設立を要望した。蒲生町も「近江八幡市が入るとなれば、再度住民に意見を聞く必要が出てくるので、まずは1市3町で立ちあげ、参入が決まれば後から入ってもらうのが望ましい」と追従した。
日野町は「1市2町に反意する気はないが、現在、町内での合併説明会が終了しておらず、今ここで3月議会で1市3町の法定協議会を立ちげることを決めてしまえば、住民から説明会を開く意味を問いただす反論が起きるので、4月設立に努力するということで了解してほしい」と理解を求めた。
近江八幡市の参入を否定的に受け止める意見を述べた委員は一人もいなかったことから今後、事務的な協議や行政課題のすり合わせが乗り越えられれば、夏までに2市3町の合併推進に向けての論議が行われるとみられる。同時に竜王町も参入することになれば、将来は「東近江は一つ」を前提に合併を進めている安土、五個荘、能登川の3町にも影響することが予想される。(畑 多喜男)
「市民IT大学」
受講生72人に修了証書
=49人が検定3級に合格 =
西川学長から修了証書を受ける受講生
近江八幡市マルチメディアセンターで開講されていた「市民IT大学」の修了式が先月30日、同センターで行われた。
今後、ますます重要になる一歩進んだIT技術や知識を広く市民に習得してもらう場を提供し、修了生が各地域で指導的な役割を果たしてもらうことをねらいに昨年6月に開講。22~77歳まで幅広い年齢層の市民72人が受講し、全員が修了した。
同大学の目的でもあった文部科学省認定の情報処理活用能力検定3級試験には61人が受験し、うち67歳の男性を最高齢に49人が合格した。合格率は全国平均の75%を5ポイント余り上回る80・3%の好成績を収めた。
修了式の前に受講生らが9グループに別れ、習得したソフトを使って学習の成果を発表した。
終了式であいさつした西川 一学長(大阪工業大学長)は「すばらしい勉強をされたとあらためて思いました。まちづくりやITの普及に意欲満々のみなさんの姿を見て期待しています」とこれまでの努力を称えた。
これに応え受講生を代表して菅原優子さん(八木町)が「入学前は初心者でしたが、IT技術の習得を通して学ぶ楽しさを改めて知りました。楽しさという宝物を自分だけのものにとどめず、市民に広めていくようお手伝いをし、住みよいまちをつくるためにがんばります」とあいさつした。





