県政NOW 災害への備えは一人ひとり常在で
令和8年は穏やかな幕開けとなり、皆さまも健やかに新年を迎えられたこととお慶び申し上げます。
一昨年は元日に能登半島地震が発生し、今も復興の最中ですが、昨年末から青森、奄美、熊本、島根など全国各地で地震が発生しており、人身も含め多くの被害が出ています。
また山梨県上野原市で8日に発生した山林火災の火が衰えずに民家まで30メートルに迫りましたが、地元の消防団や民間車両、自衛隊まで出動しての懸命な消火活動で民家付近の火を消し止めました。市は3集落の77世帯145人に避難指示を出し、4カ所に避難所を設置するなど、新年から対応に追われていますが、原因は雨が降らない乾燥した中で、火の不始末が強風に煽(あお)られたと伝えられます。
昨年11月18日には大分市佐賀関で大規模火災が発生し、住宅など187棟が延焼しました。山と海に囲まれた地形で、北西からの強風で出火元から広範囲に飛び火し、「せど」と呼ばれる入り組んだ集落の構造も複雑な風の流れを生み、人同士すれ違うのがやっとの狭い道が消防車両の進入を阻み、消防団員らはポンプやホースを人力で運ぶなど消火作業は困難を極めたとのことでありました。
災害はいつどこで起こるか誰にも予想できません。比較的災害が少ないと言われる東近江地域ですが、11日の成人式で恒例の大凧飛翔が強風により中止になったように、あの台風のような強風の中で火災が起これば大災害になったかもしれません。
今年も12日に東近江市消防団出初式が開催されました。市内8方面隊27分団、災害に立ち向かう勇姿は地域住民に大きな安心感を与えてくれます。
滋賀県においても防災対策を総合的に推進し、県民が安全に安心して暮らせる地域社会の実現を目的に「滋賀県防災対策の推進に関する条例」を昨年4月に制定しましたが、やはり最も重要なことはご近所付き合いがあり、一人ひとりが自主防災組織などの防災活動に積極的に参加するなど、常に自助共助による災害への備えを怠らないことです。
今年は丙午年、近々衆議院解散が行われそうですが、新しい流れが生まれ、物事が大きく動き出す転換の年とされます。新たに飛躍する年になることを祈念いたします。






