県政NOW 琵琶湖の水位
琵琶湖は河川法上は一級河川であり、国土交通省が直接管理することになっており、国土交通大臣から委託を受けた滋賀県知事が管理を担っています。しかしながら湖水の出口は滋賀県の直轄下ではなく、増水時に滋賀県が独断で水を止めることはできません。
湖水の出口は瀬田川と琵琶湖疏水の2箇所ありますが、瀬田川の水量を調整する瀬田川洗堰は国が、疏水は京都市が管理をしています。
関西人で琵琶湖を知らない方は、乳幼児を除けば「ほぼゼロ」ではないでしょうか。琵琶湖の水は、滋賀県を含めて京都府・大阪府・兵庫県の2府2県で利用され、近畿地方に住む1450万人の貴重な「水瓶」となっています。
琵琶湖の水位はとても重要であり「水瓶」として単に水を貯めればよいのでなく、洪水への対策もしっかりと行われているのです。
水位が上昇するとダムからの放流で対応できますが、水位が低くなると生活用水や工業用水、漁業への影響も深刻になります。
県が判断の目安とするマイナス60センチに下がると、国に調整を要望する段取りで、現在の水位は59センチとなっています。
水位低下の主因は、9月の降雨量が例年の半分程度だったためと考えています。
実際に2023年1月に起きた渇水では、水位がマイナス78センチに達し、滋賀県は18年ぶりとなる渇水対策本部を設置しています。
琵琶湖の水位は、1センチ単位で想像を絶する水量が変動しています。
琵琶湖の水位は台風シーズンが含まれる夏から秋にかけては、大雨による洪水に備えて基準水位よりマイナス20~30センチに調整され、約1360億リットル~約2040億リットルが減らされる計算になります。
琵琶湖自体の面積が670・4平方キロメートルあり、琵琶湖に流れ込む一級河川は117本あり、大雨が連続すると多くの水が琵琶湖に流れてきます。
一方で雨が少なくなる10月以後(非洪水期)ではプラス30センチを上限に調整管理されています。
当面、まとまった降雨の予報はなく、今後の水位に注視したいと思います。






