県政NOW 鮎が跳ねる愛知川を取り戻す決意
天然鮎が跳ねる自然豊かな愛知川の清流を取り戻し、次世代に残そうと活動をされている「愛知川清流会」。去る8月31日に知事をはじめ国、県、市の議員も参加しての清掃活動が行われました。家族や友人等で自然に触れるために河川で楽しんでいただくことは非常に歓迎されるものですが、心無い人々によって楽しんだ後のゴミの放置が何と多いことか、最低のマナーを守ってほしいものです。
ちょうど2年前に愛知川清流会と愛知川漁業協同組合のみなさんが、「愛知川の清流を取り戻すための環境改善について」県に要望にお見えになり、遊漁者の減少や、不法投棄の増加が懸念されることへの対策と、併せて「愛知川の濁水」について切実な現状を訴えられました。
この時に永源寺ダムの貯水地内に溜まる砂を抑制する施設として、上流の土砂をダムを迂回して下流に流す「排砂バイパス」の計画が進められていたことから、この排砂される砂で水が浄化できるようにならないかというものです。すでに、全国でもダム下流の課題として様々な研究がなされており、大学などの研究チームでは置き土でダム下流域に土砂が供給されたことにより、生物種が多様化することが明らかになったとの論文や、置き砂によって藻類が付着し鮎の生息環境の改善が期待できる可能性も報告されています。そこで、県としても愛知川で効果を確認すべく、昨年度からダム下流に置き砂の実験を開始しました。
関係者の方からは一定効果も見えるということで、今後も調査の継続が必要と思っています。加えて、そもそもダムに濁水が流入しており上流の山林対策も大きな課題です。31日には関係者が現地で確認しましたが、地元東近江市、県、国それぞれの立場で何が出来るかを真剣に考え、総合的に愛知川清流プロジェクトとしての取組が必要だと考えます。
濁水対策もいよいよ、研究から実験へ進み、そして将来的には清流を取り戻した本格的な鮎の生息環境改善施策へと繋げていかねばなりません。時間はかかると思いますが、地元愛知川清流会の活動に対する行政的・政治的使命として、自然豊かな愛知川を取り戻すため県議会でもしっかり取り組んでまいります。






