県内で初確認/防除と情報提供を
【県】 今月中旬、サクラやウメ、モモなどバラ科植物に寄生し、樹木を衰弱・枯死させる恐れのある特定外来生物のクビアカツヤカミキリが県内で初めて確認されたことを受け、県は17日に今年度病害虫発生予察特殊報第1号を発し、農業者に対して防御対策を講じることを呼びかけている。
同虫はカミキリムシの仲間で、成虫は6~8月頃に見られる。成虫の体長は2・5センチメートル~4センチメートル程度で、体全体は黒く光沢があり、頭部の下部が赤色なのが特徴。成虫が樹皮の内部に産卵した卵からかえった幼虫が木の内部を侵食することで樹皮の衰弱や枯死を引き起こすことがあるなどから特定外来生物(農林水産業に被害を及ぼすおそれがある海外起源の外来生物)として指定されている。国内では2012年に愛知県で初めて確認されて以降、各地で生息が確認されるようになっており。今月現在、初確認された滋賀県を含めて16都府県の果樹や街路樹で確認されている。
今回、県では長浜市のウメ園で成虫1匹が確認され、その後、周辺の巡回調査により、複数の成虫と幼虫の糞と木くずが混ざったフラスも確認されたため、被害木の防除対策と県内にこれまで発生が確認されていなかった病害虫を発見した際に発する同特殊報を発し、県内全市町への情報提供、被害木などの早期発見の協力依頼を行った。
県では農業者に対し、(1)成虫は、見つけ次第その場で捕殺すること(特定外来生物は生きたまま持ち運ぶことが禁止されている)。(2)幼虫は、フラスを排出口からかき出し、長い針金などを刺し込んで刺殺すること。(3)樹内から発生する成虫の拡散を防ぐために、目合い4ミリメートル以下のネットなどを地際から高さ2メートル程度まで樹幹に巻き付けること。(4)成虫の発生時期である6~8月頃に化学合成殺虫剤を樹幹部に散布し、幼虫に対しては、フラスを排出口からかき出し、食入孔にスプレー剤を注入することを呼びかけている。
また、県民に対しても、成虫またはフラスを発見した場合は、滋賀県自然環境保全課(TEL077―528―3483)か市町の外来生物担当課へ発見した日時・場所、成虫またはフラスの別、被害樹種、写真など、情報提供を呼びかけている。






