先行する宮本、差を詰める堀江 中田、岡屋、佐藤は支持拡大も苦戦 菅原、藤井は独自の戦い
【全県】 20日に投開票となる第27回参議院議員通常選挙。新人7氏が論戦をくり広げる滋賀県選挙区(改選数1)でも各陣営がラストスパートの構えに入った。中盤から終盤にかけては、自由民主党新人の宮本和宏氏(53、前守山市長、公明党推薦)が先行を堅持、全県的に一定の支持を得る。一方、その背中をとらえる国民民主党新人の堀江明氏(38、元県職員)が徐々に差を詰める。また、参政党新人の中田あい氏(46、内装業)、日本維新の会新人の岡屋京佑氏(32、元新聞記者)、日本共産党新人の佐藤耕平氏(43、党県委員)は、支持を広げるも苦しい戦い。政治団体・NHK党の菅原良雄氏(47、警備員)、政治団体・税金とうめい化の党(自分のことしか考えていない国会議員退場の党)新人の藤井隆一氏(60・元小学校教諭)はそれぞれ独自の戦いを展開するが広がりは弱い。
宮本氏は、業界団体や公明党支援者らからの支持を固める。一方、自民党への逆風は強く、県連幹部は「前回参院選(2022年)は30万票超えたが、今回はそこまで集まらないだろう。投票率が下がれば危うい」と危機感をにじませる。
「滋賀は総力戦でいく」と国民民主党の榛葉賀津也幹事長が述べる堀江氏は、推薦を受ける連合をはじめ、与党に批判的な層からの支持が厚い。出足の鈍かった立憲民主党支持層も県連らが精力的に働きかけ、反自民の一つのまとまりを作る。
3区と大津市を主戦場に街頭活動を展開してきた中田氏には2区など遠方からも「SNSで演説の場所と時間を調べて来た」という支援者が連日いる。中盤からは党を批判するような声も強まったが、一意専心に政策発信を続ける。
岡屋氏は、全国比例区の維新現職・嘉田由紀子氏(75・1期)と共に政策を訴え、年配の党支持層を中心に認知度を高める。党県連関係者は「昨年の衆院選より支持は広がっている」と語る。最終的に現役世代の投票にもつなげられるかが鍵。
佐藤氏は、党支持層の期待を一身に集める。党県委員会の石黒良治委員長は「主戦場の全国比例区の勢いが選挙区の候補者にもつながる」と語る。また、同委幹部は「がんばった分だけ手応えがある。残りも我々の頑張り次第」と意気込む。
菅原氏には、党の支援者らがポスター貼りに協力。党勢拡大のための得票率2%を目指し、フェイスブック上で「既存政党批判の受け皿に」などと発信する。また、県選挙区には立候補者のいない日本保守党支持者からも一部の支持が集まる。
栗東市、草津市などかつての赴任地を中心に駅立ちを繰り返し、街頭演説と政策を掲載するホームページへのアクセスを促している藤井氏には、教え子やその家族らなどから、かかる応援の声が日々続き、緩やかながら認知度が広がっている。
(羽原仁志)






