競技発祥地の世界大会で3位
【全県】 ドラゴンボート発祥の地とされる中国・湖南省汨羅(ベキラ)で5月に開催された「2025年中国汨羅国際ドラゴンボート大会」で、琵琶湖を中心に活動するドラゴンボートチーム「Lake BIWA Japan(レイク・ビワ・ジャパン)」が3位となった。このほど、同チームのメンバーらが県庁で岸本織江副知事を表敬訪問し、活動を報告した。
ドラゴンボートは、漕ぎ手と舵取り、太鼓手が乗り込んだ船で競争する競技。起源は約2300年前、中国戦国時代の楚の国の政治家・屈原が国の将来を悲観して汨羅江に入水自殺をしたところ、近隣の漁民たちが助けるためにドラや太鼓を打ち鳴らし、船で探し回った逸話が元になったとされ、現代では中国をはじめ、世界中に競技者がいる。
県では、1983年に同省と湖を縁に友好提携を締結しており、91年、同省から友好の印としてドラゴンボート(ペーロン艇)2艇が贈られたのを機に「びわこペーロン大会」が始まり、琵琶湖の夏の風物詩として定着している。また。2027年に開催される「ワールドマスターズゲームズ2027関西」では、琵琶湖モーターボート競走場(大津市茶が崎)がドラゴンボート競技の会場となり、世界から同競技選手を迎える。
同チームは普段はそれぞれのチームで活動しながら、「もっと競技を楽しみたい」と感じていた男女が集って2年前に結成。週1回、琵琶湖で練習を重ねつつ、ワールドマスターズゲームズ地元ホストの取り組みの一環として、国内・海外への大会遠征を行っており、5月の同大会には県内外の16歳~64歳までの男女14人が参加した。
大会では、日本からは同チームが唯一参加。中国のほか、ニュージーランド、韓国、アフリカなど12チームによる熱戦が繰り広げられた。
表敬訪問でチームを代表して報告した内藤正浩さんは「最初は不安もあったが、現地ではとても温かく迎えられ、多くの交流の機会があったことがいい経験になった」と振り返り、「27年のワールドマスターズゲームズでは、県にも通訳などのボランティアの体制をしっかり整えてほしい。海外から来られる選手たちを温かく迎えたい」と語った。
内藤さんから話を聞いた岸本副知事は「話を聞いて、スポーツを通じた交流で信頼を高めていくことが国同士の友好にもつながっていくと感じた。皆さんの活躍がいろんな可能性を広げてくれた。教えてもらったことも踏まえながら、滋賀での競技開催に向けて準備していきたい」と語った。
同チームは、10月にマレーシア・サラワク州で開催される大会への出場を目標にこれからも定期的な活動を継続していく。






