滋賀県がん患者団体連絡協議会が呼びかけ
【全県】 がん医療の向上とがんになっても安心して暮らせる社会づくりに貢献することを目的に活動しているがん患者とその家族らで作る県のがん患者団体「滋賀県がん患者団体連絡協議会」(大津市本堅田5、菊井津多子会長)では、自身の経験から子どもたちに命の大切さを伝えるスピーカー(外部講師)を公募している。応募締め切りは17日まで。
同団体の菊井会長らがこのほど県庁で記者会見を開き、スピーカー公募への応募を呼びかけた。同団体でのスピーカー公募は初の試みとなる。
同団体では、がん教育に関する外部講師の派遣体制を整えることを目的に2021年に「滋賀県がん教育スピーカーバンク」を設立。がんについての正しい知識とがん患者や家族など、がんと向き合う人々に対する理解を深めることで「自身や他の人の健康や命について考える機会にしてほしい」と同団体が取り組んでいる「がん教育」の一環として、同バンクに登録されたスピーカーが県内の小・中・高校・大学・専門学校などからの要請に応じて出向き、体験談などを語っている。現在15人が登録。24年度には県内21校に登録スピーカーを派遣、1442人の児童・生徒・学生らに命の大切さを伝えた。
同団体によると、スピーカーは県内全域に派遣されるが、まだ実施していない市町も多い。菊井会長は「がん教育が実施されていない地域の子どもたちの中には、がんは怖いとだけ思う人もいる」とし「子どもの頃から自分の体のことについてしっかり気をつけることで、後のがん検診で早期発見につながることもある。日本人の2人に1人が何らかのがんになるとされる今、がんと向き合うことを伝えられる人を育て、もっと県内で広くがん教育に取り組む環境を整えたい」と述べる。
募集の条件は、県在住で60歳以下のがん経験者かつ同団体が開催する研修会に参加可能な人。スピーカー登録は書類選考の後、面談と事前研修会の受講が必要となる。
登録後は、同団体の研修会(年4回程度)に参加し、研修を重ねた上でスピーカーとして活動を始められる。
応募は同団体ホームページ内の応募フォーム(https://www.cancer-patients.shiga.jp/speaker/speakeropen.html)から。







