大津港活性化・再整備基本構想策定
【県】 県は大津港(大津市浜大津5)の今後目指す姿を描き、活性化と再整備を推進するため、このほど「大津港活性化・再整備基本構想」を策定した。
定例記者会見で同構想策定を三日月大造知事が紹介した。
大津港は1999年に概成した県下最大の県管理港湾。ミシガンやうみのこなどの大型船用桟橋、緑地、花噴水などを有し、市民や観光客から親しまれている一方、老朽化が進み、また、小型船舶の需要増加や防災拠点としての役割拡大、隣接する新しい琵琶湖文化館など社会情勢などの変化への対応が迫られている現状がある。
県や大津市、関係団体などは、この現状の課題を踏まえた議論に取り組みながら、20年後の目指す姿を描き、具体的な取り組みを進める際の基本理念として同構想を策定した。
同構想では、大津港の20年後の目指す姿として「Re:Port OTSU/BIWAKO(リ・ポート オオツ/ビワコ)~日本一にぎわいのある『湖の港』~」を掲げ、にぎわいの方向性として、「暮らす人の日常利用の豊かさがあり、訪れる人もその魅力に触れ、非日常的な体験を楽しめる状態」を目指すとし、「公も民も関わる者全員で大津港の豊かな暮らしの空間づくりや、魅力の創造を図る」としている。
また基本理念として(1)「魅力と機能を磨く」=動線の改善、施設の再配置・充実、周辺施設や市内外とのアクセス強化など。(2)「暮らしと体験を創る」=オープンスペースの積極利活用、プロムナード再整備、ベンチ設置などによる滞在性向上など。(3)「安全と安心を高める」=夜間景観の向上、子どもが安心して遊べる空間、施設の老朽化対策、発災時の拠点機能の向上など――の3点を挙げている。
今後、県では同構想で示した20年間を短期(~5年)、中期(~10年)、長期(~20年)と設定し、まず、向こう10年間における取り組みについて具体化を図るために各取り組み項目を中心に役割分担について明確し、短期・中期の項目は実現に向けた具体的な内容に、長期の項目についてもどのように取り組むかについて示す「(仮称)大津港活性化・再整備基本構想実施方針」の今年度中の策定を目指していく。






