繖山、箕作山のジオラマも展示
【東近江】 東近江地区の景観や歴史文化が楽しめるトレッキングコースとして人気の里山、繖山(きぬがさやま)と箕作山を結ぶ「東近江トレイル」。保全活動やツアーなどを実施してきた東近江トレイル実行委員会の活動記録とともに、東近江トレイルの魅力を余すことなく紹介した展示が、五個荘コミュニティセンターの1階ロビーで開かれている。
東近江トレイルは、東近江市の能登川地区や五個荘地区、八日市地区を隔てる里山、繖山(標高432)と箕作山(標高373)の尾根約14キロメートルを結ぶトレイルコース。
豊かな自然や景観が気軽に堪能できるほか、佐々木六角氏など戦国時代に名を馳せた大名や武将ゆかりの城跡、聖徳太子伝説が残る瓦屋禅寺や勝運の神様を祀る太郎坊宮、西国三十三番礼所の観音正寺といった由緒ある寺社が点在するなど歴史文化が色濃く残り、登山者だけでなく歴史愛好家らにも親しまれている。
そんな魅力あふれる地域の里山を発信していこうと2016年、地元の里山保全団体や有志らで「東近江トレイル構想」を掲げ、18年に東近江市に協力を要請。同年12月、参加団体を拡大しながら東近江トレイル実行委員会を発足。五個荘地区まちづくり協議会に事務局を置き活動を続け、今年で8年目を迎えた。
主な取り組みは登山道の整備や保全活動。展示では、名所を紹介するほか、案内板の設置など活動記録や研修会の様子を伝え、季節ごとに開催している地元名店の食とコラボした人気のトレッキングツアーも年表で紹介。また、2023年には環境スポーツイベント「びわ湖東近江SEA TO SUMMIT」の開催地になるなど、魅力を存分に伝えている。
今回の企画展に合わせて、東近江トレイルの2つの里山を浮かび上がらせたジオラマも会場に設置した。登山ルートで楽しめる名所や景観ポイントなどを分かりやすく紹介している。
実行委員会事務局の田島宏さんは「最近はメンバーの高齢化もあり、継続した保全活動の定着が今後の課題。シンポジウムなどを開いてさまざまな方面から関心を集めている」と今後の取り組みにも力を込める。「景観も良く歴史文化も多い東近江トレイルを通して、里山は楽しいところと改めて知ってもらいたい」と来場を呼びかけている。
展示は27日まで。問い合わせは、五個荘地区まちづくり協議会(TEL0748―48―7303)へ。









