県と「保育士バンク!」のネクストビートが連携協定
【県】 子どもの育ちを支える就学前教育・保育の充実に資する取り組みを実施し、「子どもが笑顔で幸せに暮らせる滋賀」の実現を目指すことを目的に、県と国内最大級の保育士専門就職転職支援サービス「保育士バンク!」を展開している企業ネクストビート(東京都、三原誠司社長)がこのほど「保育人材確保に関する連携協定」を締結した。
滋賀県は近年、京阪神のベッドタウンとして子育て世帯の流入が加速、大津市を中心に保育需要が急増した。その結果、局所的に待機児童数が増加、昨年4月時点で353人と、全国で3番目に多い自治体となり、待機児童の解消が喫緊の課題となっている。
同企業は「人口減少社会において必要とされるインターネット事業を創造し、ニッポンを元気にする」ことを理念に掲げ、2013年に創業。子育て支援分野を中心にライフイベント領域、グローバル領域、地方創生領域の3本柱を軸に、専門職向けの人材紹介サービスや業務システム、メディア事業などを展開している。特に、保育分野では、累計40万人以上が登録する「保育士バンク!」を運営しており、保育施設の様々な課題の解決をサポートするための幅広いサービスに取り組んでいる。
今回、県が政策の前面に置いている「子ども子ども子ども」の取り組みと県に居住していた同企業スタッフらの「滋賀県の一助になれれば」といった思いが重なり、協定締結へつながった。県が保育人材確保に関して民間企業と協定を締結するのは初。また、同企業が都道府県単位の自治体と同様の協定を締結するのも初の試み。
協定締結式は県庁で行われ、県からは岸本織江副知事、同企業からは大木雅志執行役員CSOがそれぞれを代表して協定書に署名した。同協定により、今後、(1)保育人材の確保および定着における連携の取り組み(2)保育分野に係る情報の共有に関する事項(3)その他相互に連携することが必要と認める事項の3点について両者がそれぞれ有する人的・物的資源を有効に活用していく。
具体的な取り組みの内容については今後両者で協議されるが、県によると「特に県外の保育人材に県の保育施策や魅力を発信し、県へ移住・就職してもらうことに実績のある同企業の力を借りたい」としており、まず、同企業がWEBで県の魅力や求人情報を発信する特集ページを作成するほか、関係者らへメールマガジンによる情報発信や保育施設長らを対象としたセミナーの開催などを予定している。
協定書に署名した岸本副知事は「県内の保育ニーズと人材確保のミスマッチを改善していけるよう、長く連携していきたい」と述べ、同企業の大木CSOは「滋賀県とは目指す方向が同じ。手を取り合って課題を解決していきたい」と語った。






