県政NOW 春祭り
毎年のことながら、心がワクワクする春の訪れで、寒さ厳しい冬の間は寂しかった木々の枝にも新たな生命が芽吹き、その小さくも力強い姿を見るたびに、物事の始まりや希望を感じます。
あらゆる命が生き生きと動き始めるこの季節、多くの神社では「春祭」が行われています。時期は「立春2月4日」から「立夏5月5日」までの間と、神社によってさまざまです。
意味は農業の始まりを神社へ御奉告するとともに、その年の実りや豊作を祈念するものです。秋には「秋祭」が行われ、その際には収穫の御奉告とともに、神へ感謝をお伝えします。
この「春祭」は、2月17日の宮中や伊勢神宮で行われている「祈年祭」と同じ意味があります。1年の無事や豊作を祈る「祈年祭」と対をなしているのが、11月23日に行われる実りへの感謝を伝える「新嘗祭」です。
祈年祭については、奈良・平安時代あたりから行われるようになったと伝えられているようです。いつの時代も耕作は常に自然と一体であり、その運命は人だけの力でできるものではありませんでした。
そして、自然界のあらゆるものに、神が宿っているという日本古来の神道的考えから、神へ恵みに対する感謝を捧げる、大切な祭りが生まれたようです。
年に一度必ず行われる、各神社におけるもっとも重要な大きな祭り「例大祭・例祭」が春や秋に多いのも、この「春祭」「秋祭」と兼ねていることが多いとのことです。
耕作が身近ではない人にとっても、祭りは意味があり、その年の国家安泰もあらゆる産業の発展も、人々はこの春祭を通じてお祈りしてきました。
私たち日本人の暮らしにおいて、春は始まりの季節であり、さまざまな節目にもなっています。春という季節を喜び一人ひとりの1年間の健康や無事を祈願したりする意味としても捉えています。
身近な神社において、「春祭」「祈年祭」がある場合には、足を運んで頂きたいと思います。






