広いシアタールーム新設 城下町の歴史的変遷も紹介
【近江八幡】 県立安土城考古博物館が来年の安土城築城450年にあわせ、昨年5月から進めていた第1期リニューアル工事が完成。新施設を備えた博物館に生まれ変わり、18日にオープンした。
今回のリニューアルは、第一常設展示室を改修したもので、安土城天主と同じ八角形のシアタールームを設置。縦3・8メートル横4・7メートルの映像スクリーンを5面連結したワイドスクリーンにドラマ仕立ての高精細なCG映像が映し出される。現在、上映されている映像は「織田信長と安土城~宣教師ヴァリニャーノが見た天下人の城~」のタイトルで、信長が自らヴァリニャーノを安土城内に案内し、築城の目的や想い、安土での国づくりなどを語るという約15分のストーリーが楽しめる。
シアタールーム入り口2カ所には、安土山と城下町一帯の地形模型に戦国から信長時代の歴史的変遷をプロジェクトマッピングで解説する「信長の生涯」と「戦国時代の近江」のコーナーがある。
このほか、館内フロアーに博物館周辺の史跡等を案内するタッチパネル式のモニターの設置、キャッシュレス対応の自動券売機2台とインターネットによる予約システムの導入、展示室3室の入り口に自動ドアが設置された。改修総事業費5億7千万円。
16日午前9時からオープニングセレモニーが行われ、主催者を代表して三日月大造知事が「戦国の世を終わらせようと信長がめざした天下統一の知恵がここ安土の地にあるのではないか。そうした(歴史上の)平和を学ぶ拠点としても博物館を活用していきたい。また、現在進めている発掘調査の成果もここで紹介していきたい。築城450年が近づいており、その盛り上げにも取り組んでいきたい」とあいさつした。
この日、地元小学生の招待に応募し、家族と来館した門阪莉音さん(安土小4年)は「歴史に興味があり、信長がどうやって安土城を築城したのか知りたくて来館しました。勉強になりました。近くなので、また来館したい」と話した。









