2024文化で滋賀を元気に!賞「しがえいが」の実現へエール
【全県】 文化・経済フォーラム滋賀(事務局・大津市打出浜、代表幹事:山中隆・公益財団法人びわ湖芸術文化財団相談役)が主催する「2024文化で滋賀を元気に!賞」の受賞者がこのほど決定し、東近江市の映画監督ムラヤマ・J・サーシさんが大賞となる「映画で地域活性化文化賞」を受賞した。
同フォーラムは「文化と経済が両輪となって豊かな滋賀県の将来を築きたい」という思いで集った官民の多様な個人・団体で2011年に発足。活動の一環として、文化で滋賀を明るく元気にしている人たちを応援し、日頃の活動への感謝とますますの発展を期待することを目的にした同賞を設け、毎年度1回、対象者を表彰している。
14回目となった24年度は応募のあった23件の中から大賞をムラヤマさんが受賞したほか、各賞として彦根市の和太鼓は世界をつなぐ滋賀夢プロジェクト(代表・山口有子さん)が「和太鼓で世界をつなぐ文化賞」、高島市の高島トレイル連携協議会(会長・谷口良一さん)が「水源を歩く、山の旅文化賞」、大津市のセタシジミ祭実行委員会(代表・小島俊明さん)が「セタシジミから広がる文化賞」をそれぞれ受賞した。
大賞に選ばれたムラヤマさんは東近江市園町出身、東京で芸人として活動している時に映像制作クリエーターとしての活動を始めたのを機にカメラとパソコンがあれば自分でも映画ができることを知り、本格的に映像作家としての道を歩み始めた。現在、東近江地域を舞台に地元の風景と地元住民が登場する「しがえいが」の実現に向けた作品制作に取り組んでいる。これまで第1作目の「アイトウ戦士ヒャクサイジ・」やより地元らしさをベースにした「ちょこバス!」シリーズ、近江鉄道沿線をテーマにした「ガチャコン!」シリーズなど、数多くの作品を完成させている。また、映画制作を志す人材育成のためのワークショップにも精力的に取り組んでいる。
今回、ムラヤマさんは同フォーラムから「ただ映画を撮るだけでなく、エキストラやキャストにも地元の人が出演することで一層の盛り上がりを見せる」とし、「東近江市だけでなく、滋賀県に映画文化を根付かせるための独自性ある取り組み、映画界・映像表現の未来につながる活動を評価し、何より『しがえいが』の実現に向けてエールを送りたい」として大賞に選ばれた。
同賞の大賞以下各賞の表彰式は2月24日、県立芸術劇場びわ湖ホールで開催された同フォーラム総会の前に行われた。山中代表幹事から賞状と副賞を贈られたムラヤマさんは「この受賞をきっかけに、ますますたくさんの人が出演しているというコンセプトで映画を撮っていきたい。これからも頑張っていく」と喜びを語った。
総会では、岸本織江副知事が「受賞された皆さんが滋賀を元気にしてくれていることを大変頼もしく感じる。今後も滋賀の文化が不安や閉塞感を取り除き、本当の豊かさをもたらすことで、多くの人たちの心と体の健康につながっていくことを祈っている」と述べた。続けて歌手のバイマーヤンジンさんが「幸せへの近道~チベット人の私が日本で暮らして思うこと~」と題した講演を行った。
また、同フォーラムでは毎年、県の文化と経済の新たな展開につながる提言を行っており、今年は「公共建築を次世代に引き継ぐ―建築文化の振興をめざして―」と題し、県内の多様な公共建築を見直し、地域振興の拠点として次世代に引き継いでいくことなどをとりまとめ、発表した。






