甲子園初戦は22日 滋賀学園
【東近江】 18日に開幕する第97回選抜高校野球大会を前に、同大会8年ぶり3度目の出場となる滋賀学園では、厳しい冬の練習を乗り越えた選手たちの士気が高まりを見せている。チームの柱は2人の看板投手。大舞台に備え心身ともに一回り大きくなった。7日の組み合わせ抽選で初戦の相手も浦和実=埼玉=(22日午後2時~)に決まった。滋賀初の全国制覇を目指し投手陣の気迫がこもる。
エースナンバーを背負うのは長崎蓮汰選手(右投)。身長187センチ、体重85キロの長身から繰り出される最高142キロの直球と、緩急をつけた変化球を武器にチームを牽引してきた。
全国ベスト8まで上り詰め、滋賀学旋風を巻き起こした昨年の夏の甲子園こそ登板はなかったが、新チームの船出となった秋の滋賀県大会では背番号1を背負ってチームの優勝に貢献。選抜出場の決め手となった近畿大会の1回戦、強打者ぞろいの大阪桐蔭との一戦では力投し、3―2の完投勝利で大きな注目を浴びた。
結果をみれば好投だったが、長崎選手自身は「速球が通用しなかった。自分の努力不足」と近畿大会を振り返る。この冬は上半身の筋力を中心に鍛え、体重も増加させつつ強打に負けない速球を目指した。変化球も洗練し、選抜に向けた実践練習でその精度を高めている。
「自分の中では悔しい結果になった夏のリベンジ。選抜で実力を発揮したい」と力を込める。
投手陣の要の一人、土田悠貴選手(右投)も選抜に向けて力を着々と蓄えている。身長175センチ、体重74キロ、最高143キロの直球にスライダーなどキレのある変化球が持ち味だ。
昨年の夏は2年生ながらも投手陣の一翼を担い勝利を引き寄せてきた。大舞台のマウンドに臆することなく、得意の直球に変化球を織り交ぜて甲子園でも多くの三振を築き、チームをベスト8まで導いた姿は記憶にも新しい。
新チーム発足後は「精神面など重圧に耐える人間性の強さを心がけた」と話す土田選手。「小さなことから一つずつ」と監督からかけられた言葉を胸に、練習以外にも寮やグランドの掃除など日常生活の質の向上に率先して取り組み、技術面に加えて心身の成長も養ったという。
それとともに、冬は課題だった投球フォームの安定感を生み出すために走り込みや体幹トレーニングを重視。ストライクゾーンで勝負できる自慢の投球にさらに磨きをかけている。
「真っ直ぐの質、変化球の精度、とにかくチームを勝たせられるピッチングをしたい」と意気込み、来る春に臨む。










