第2回「『滋賀の公共交通未来アイデア会議』県民フォーラム」
【県】 県の地域公共交通について多様な立場の人が一緒に考える「『滋賀の公共交通未来アイデア会議』県民フォーラム」の2回目が今月15日、草津市新浜町のイオンシネマ草津で開かれ、参加者が意見を交わした。
県では2040年代を一つの目標にし、「誰もが、行きたいときに、行きたいところに移動ができる持続可能な地域公共交通ネットワークの構築」を掲げた取り組みを推進しており、その一環として2023年10月に第1回同フォーラムを開催。その結果を踏まえ、目指す地域公共交通の姿へのロードマップや実現に必要なシステムの方向性を示した「滋賀地域公共交通ビジョン」を策定した。
今年度は同ビジョンを踏まえて県内を6地域に分け、それぞれで公共交通利用者、事業者などから意見を聞き、各地域の課題などを参加者が共有した上で、地域交通に積極的な投資するか・現状維持か・負担を減らして市場の原理にゆだねるかなどを考えるワークショップを2回ずつ実施しており、その集大成としてより広く意見を聞く2回目の同フォーラムを催した。
当日は会場に約延べ約320人とオンラインで約延べ40人が参加。開会に際してあいさつした三日月大造知事は「公共交通にどんな希望を持ち、どうやって実現してくかをみんなで話したい。このフォーラムを通じて地域をどうしたらよくなるのかという“自治をよくする鍵”を見出せたら」と述べた。
フォーラムでは、まず、各地域で行われたワークショップの成果が発表され、「駅まで遠い」、「車は手放せない」といった地域ごとに異なる課題が報告された。続いて交通政策研究者による講演の後、参加者全員による意見交換が行われた。
意見交換会では「交通政策だけでなく福祉政策も必要」、「公共交通には様々な可能性が期待できる」、「特定地域の状況と県全体の交通事情をごちゃまぜにしても建設的な議論にはならない」、「交通税導入というゴールありきで話が進んでいないか。人口減少の中、税負担を増やすと公共交通の利用者は増えるのか疑問」などの意見が挙がっていた。
フォーラム終了後、記者団の取材に応じた三日月知事は「挙がった意見はこれから分析する必要があるが、関心の高さはすごく伝わった。ワークショップ以外の声もあった。もう一度分析し、これからの計画づくりに反映させていかなければならない」とし、「まだまだ議論しなければならないこともあると実感したので、これから計画骨子案を作り、来年度、みなさんに問いかけていくプロセスは大事にしたい」と語った。
県は同フォーラムの内容も踏まえ、「滋賀県公共交通計画(骨子案)」を現在開催中の今年度県議会2月定例会に上程し、その後、今年度中に同骨子の策定を目指す。






