【東近江】 市制20年を迎えた東近江市は、近畿圏と中京圏の真ん中に位置する立地条件や交通網の充実、災害の少なさなどの恵まれた立地を生かして内陸工業地帯として発展し、年間の製造品出荷額は6675億円(県内4位)、従業員数は1万6千人(同2位)とトップクラスだ。また、近畿最大の耕地面積8390ヘクタールを生かした農業振興などに取り組み、工業と農業の調和により発展してきた。近年も、「うるおいとにぎわいのまち」を掲げ、未来への飛躍につながるビッグプロジェクトが相次ぐ。
■新たなビジネス拠点
名神高速道路「仮称・黒丸スマートインターチェンジ(SIC)」(同市蛇溝町)は、市内3つめの高速道路インターとして、八日市IC―蒲生SICの中間に設置する計画で、2027年度末の開通をめざす。
事業主体はネクスコ西日本と東近江市。利便性の向上により、企業誘致や物流の効率化のほか、観光振興、文化・スポーツゾーンでの交流人口の増加、広域防災の拠点強化などが期待される。本体と県道からのアクセス道路の詳細設計を終え、現在、用地測量を行っており、25年度から用地取得に入る。
また、鈴町・蒲生大森町地先では、県市連携による産業用地開発事業が動き出す。面積は、建設中止となったびわこ空港関連の施設用地を含む45ヘクタール。熊本県菊陽町に進出した半導体最大手、台湾積体電路製造(TSMC)の第1工場、第2工場が収容できるほどの広大な用地で、数千人の雇用と税収増、地元経済活性化に期待が高まる。
用地開発費の分担は、県が3分の2、市が3分の1。県は2025年度予算に盛り込み、基本計画の策定と測量に着手する。その後、環境評価や造成準備などを進め、5年後の30年度には分譲を開始する。
■大区画化で農業生産力の向上
農業の振興では、県内初の国営農地再編整備事業が2025年度から着工され、農地の区画整理や用排水路などの整備が市内16集落で予定されている。受益面積は681ヘクタール。完了は38年度の見込み。
同市は、生産者と連携して大区画化で効率的な農業生産を図るともに、高収益野菜の増産により、農業経営の向上をめざすとしている。
■医療・教育・公共交通中心市街地活性化も
さらに産業基盤の強化のうえに、医療では、がん診療の充実を進める市立蒲生医療センター(桜川西町)で2025年度から、ベッド数(19床→35床)を増床、手術室と化学療法室を新設する増築工事が行われる。開院は26年度を予定している。
このほか、子育てを支える施設、幼稚園から大学までの教育施設や機能、施策の充実、近江鉄道や「ちょこっとバス・タクシー」といった公共交通の充実、中心市街地のにぎわい創出などに取り組む。
「うるおいとにぎわいのまち」をめざして
東近江市長 小椋 正清
令和7年2月11日、東近江市は市制施行20周年を迎えました。この10年間は、特に、幼児施設の整備や全国初の見守りおむつ宅配便など、結婚から妊娠、出産、子育てまで切れ目ない支援を行う体制を構築し、将来を担う若者や子育て世代が夢を持てるまちを目指すとともに、地域で充実した医療が受けられる仕組みの強化、企業や商業施設の誘致、中心市街地の活性化、近江鉄道の新たなスタート、垣見隧道や外環状線聖徳工区の開通など重要なインフラ整備も着実に進めてきました。
本市は合併により鈴鹿の山々から琵琶湖につながる多様性の高い自然系の上に、千年を超える歴史文化が積み重ねられてきた素晴らしい市域です。このスケールメリットをいかした政策を進め、魅力ある強く豊かで優しい東近江市となるよう、取り組んでまいります。
祝 東近江市制20周年
東近江市議会議長 西崎 彰
東近江市制20周年を記念し、市議会を代表いたしましてご挨拶を申し上げます。
東近江市が誕生して20年という節目を皆様と共にお祝いできますことを誇りとし、今日まで本市の発展にご尽力賜りました多くの皆様に心から敬意と感謝を申し上げます。
この20年間で、震災などの自然災害、新型コロナウイルスの蔓延、ロシアによるウクライナ侵攻など、社会や経済、また国際的にも情勢が大きく変化してきました。
このような中でも、本市では、市民の皆様に住んでよかったと思っていただけるまちを目指し、様々な施策を進めてまいりました。
市議会としましても、さまざまな地域課題の解決や議会の改革などに取り組んできました。
これからも、二元代表制の一翼を担う議会の使命を果たすべく、市民福祉の向上に努め、議員一丸となって東近江市発展のために力を尽くすとともに、市民の皆様と共に手を携えて、よりよい未来に向けてしっかり歩んでいきます。
20年のあゆみ
2005年
2月 東近江市誕生(八日市、永源寺、五個荘、愛東、湖東の5市町合併)、 初代市長に中村功一氏就任
10月 合併後初の市議会議員選挙
11月 五個荘小学校新校舎完成
12月 八日市ICに通じる東近江大橋開通
2006年
1月 東近江市と能登川、蒲生の2町が合併
12月 東近江スマイルネット開局
2007年
7月 鈴鹿の里コミセン開設
2008年
7月 百済寺境内が国史跡に指定
2009年
2月 第2代市長に西澤久夫氏就任
3月 政所小学校閉校
2010年
4月 箕作小学校開校
9月 八日市南小学校新校舎へ移転
10月 布引グリーンスタジアム完成
2011年
3月 東日本大震災発生を受けて支援活動、石榑トンネル開通、甲津畑小学校閉校
4月 東近江市商工会が発足
2012年
3月 滋賀県平和祈念館開館
2013年
2月 第3代市長に小椋正清氏就任、五個荘支所が移転
4月 蒲生病院が蒲生医療センター移行、同センター新棟完成
12月 蒲生スマートIC開通
2014年
5月 市役所新館で業務開始
2015年
2月 市制10周年記念式典
9月 鈴鹿10座を選定
10月 道の駅奥永源寺渓流の里開業
11月 能登川コミセン完成
2016年
4月 中路融人記念館が開館
2017年
3月 中心市街地活性化基本計画が国の認定
2018年
4月 東近江あぐりステーション設立、ももクロ春の一大事2018in東近江
10月 保健子育て複合施設ハピネスが開所
2019年
9月 市制記念日を制定
2020年
9月 能登川アリーナ竣工
10月 近江鉄道桜川駅が開駅120周年
2021年
6月 女子野球タウン連携協定締結
7月 蒲生医療センターにがん診療棟竣工
2022年
2月 垣見隧道が開通
4月 能登川病院アイセンターリハビリテーション竣工
2023年
4月 外環状線小今建部上中線の聖徳工区が開通
2024年
4月 近江鉄道線が上下分離の運行形態へ移行
2025年
2月 東近江市市制20周年
9~10月 第79回国民スポーツ大会、第24回全国障害者スポーツ大会















