「健康しが」をめざして 琵琶湖に眠る水中遺跡魅力発掘・発信!
9月に入り、残暑も日ごとに和らぎ、過ごしやすい季節になりました。今回は、謎に包まれた「水中遺跡」をご紹介します。
琵琶湖の湖底に謎とロマン
1924年(大正13年)、漁師が葛籠尾崎(つづらおざき)の湖底から、底引き網で土器を引き揚げ、水中遺跡の存在が明らかになりました。この発見は、日本における水中遺跡の調査研究の先駆けとして知られています。
海や湖沼の水中にある遺跡を水中遺跡と言い、琵琶湖と瀬田川上流には、約80カ所もの国内有数の水中遺跡があります。それらは、縄文時代以来、琵琶湖とともに暮らしてきた私たちの祖先のくらしを活き活きと物語る滋賀の宝です。そして、陸上の遺跡に比べて人の手が及びにくいことから、当時の状態のまま保存されていることが多い反面、不明な点も多く、謎とロマンに満ちた魅力をもっています。
謎に包まれた神秘の遺跡
琵琶湖の水中遺跡は、貝塚や集落跡、港跡、城跡など様々です。その場所は、水深1~5メートルと比較的浅い湖岸にあるものや、80メートルを越える深い位置にあるものがあり、その多くが、湖の水位上昇や地震などの地殻変動で沈んだと考えられています。その中で、深い湖底に多くの縄文土器などが沈む葛籠尾崎湖底遺跡の成り立ちについては、多くの仮説があり、今も謎に包まれた神秘の遺跡といわれ、今年はその発見から100年の節目の年にあたります。
水中遺跡魅力発掘・発信事業スタート
県ではこれを機に、あらためて琵琶湖の水中遺跡に光をあて、その魅力を発掘・発信する事業をスタートしました。本年度は、水中考古学者を含む有識者会議で事業の道筋を示す「琵琶湖の水中遺跡保存活用基本構想」の策定を進めつつ、この冬には、大河ドラマ「光る君へ」で話題の紫式部も立ち寄った塩津港遺跡のほか葛籠尾崎湖底遺跡など、琵琶湖の水中遺跡を紹介する講演会や展示会開催を予定しています。
滋賀ならではの水中遺跡の魅力を皆様と共有し、しっかりと未来につなげていきます。







