県政NOW 「滋賀県は安全な県なのか?」
滋賀県は災害が少ない県と言われていますが、本当に心配ないですか。2023年の震度1以上の揺れを感じる都道府県別の地震発生回数は、本県は11回で、最も多かった石川県で248回でした。それ以前の10年間の総回数は、本県209回、石川県は382回で、2023年の石川県の248回は能登半島地震の前兆だったのかと目を見張るものでした。本県も常に異常な状況にないか注視すべきと考えます。京都府は能登半島地震を受けて、京都・滋賀にまたがる「花折断層帯」の地震被害想定を見直し、最大震度7を想定しています。また、滋賀県の琵琶湖西岸帯北部は、30年以内の地震発生確率が1~3%で最大震度7を想定し、湖西は幹線道路が少なく道路の寸断による孤立集落の発生も想定されています。また30年以内の発生率が70~80%とされている南海トラフでは、県全域で震度6強を想定されていますが、宮崎から静岡に及ぶ広域災害が予想され、他府県からの支援が手薄となるのではと懸念しています。県の被害想定や防災プランは、南海トラフなど起こりうる被害を想定し、被害対策も大阪北部地震や西日本豪雨など過去の災害での課題を整理し、高齢者など要配慮者への対応や市町の受援体制の整備支援、各種団体との連携強化などを目標としているものの、実行に結びついていないのではと感じています。限られた人材や予算の中、対策を実現するには限度があるとは思いますが、迫りくる南海トラフ地震を前提に気象庁や自衛隊あるいは被害が想定される府県との密接な情報共有と被害対策や相互支援の仕組みを構築するとともに、効果的な避難や復興対策が講じられるよう具体的な取組を進めなければならないと考えます。また他府県からの支援の前に本県独自で多くの避難や復興ができるよう、県や市町、各種団体との連携強化と具体的な行動が必要ではないでしょうか。それを実現するための知恵と工夫、住民の協力が求められていると考えます。






