県政NOW 東近江創作ミュージカル「日出ずる国」を鑑賞して
12月2日に八日市文化芸術会館で開演されました創作ミュージカル「日出(い)ずる国」を鑑賞してまいりました。このミュージカルは、聖徳太子の没後1400年に合わせ、東近江市や近江八幡市、日野町、竜王町の東近江地域に多く残る聖徳太子ゆかりの史跡や太子にまつわる逸話を題材に、公募・オーディションで選ばれた出演者、いわゆる市民参加によるミュージカルを通して東近江地域の魅力を発信するとともに、住民自ら地域の魅力を再発見しようとするものです。聖徳太子が少年時代に厩戸皇子(うまやどのおうじ)と呼ばれていた飛鳥時代は、疫病が蔓延し皇族や豪族同氏の権力闘争が絶えない苦難に満ちた激動の時代でした。豪族などの特権階級が土地や人民を私有し官職を世襲する。そんな時代に聖徳太子は豪族たちの抵抗を受けながらも土地を人民に公平に分配するという思い切った土地改革はじめ、家柄にとらわれず才能や功績のある人を役人にする冠位十二階の制度や「和をもって貴(とうと)しとなす―争わずみんなで協力しよう」から始まる十七条の憲法を制定し、国家理念と役人の心構えを示し、律令国家の道筋を築きました。この理念は現在にも通じるものです。聖徳太子にまつわる史跡や逸話が最も多いのは奈良や京都でなくて滋賀県です。中でも東近江地域の多くの寺院には、「本尊を太子が彫った」、「太子が寺を開いた」など太子伝説が色濃く残っています。ミュージカルを鑑賞することで飛鳥時代の人々の暮らしや厩戸皇子の生き方を通じて現代を生きる私たちが「人はいかに生きるか」、「豊かな暮らしとは何か」を考えさせられました。最後に皆で合唱しました「大好き、東近江」には誰もが「ふるさとを想う心」を呼び覚(さ)まされ、感動すら覚えました。このミュージカルの開演に携わっていだいたスタッフはじめ関係者の方々、仕事や学業の合間に稽古に励まれました出演者の皆様に敬意を表しますとともに、こころより感謝申し上げます。






