国政刻刻 自民党派閥パーティー券裏金問題「当り前のことを当り前に」やろう
臨時国会が十二月十三日に閉会となりました。終盤のトピックは何といっても、自民党の派閥の政治資金パーティーをめぐる裏金問題。十二日には渦中の松野内閣官房長官不信任案、最終十三日には岸田内閣不信任案が提出されましたが、いずれも自民党・公明党の反対で否決されました。
報道によれば、パーティー券の販売ノルマを超えた分について、収支報告書の収入に記載しないまま、「自由に使っていい金」として派閥から議員へと、時には現金でキックバックがなされていたというから驚きです。
政治とカネの問題をめぐっては、三十年前のリクルート事件、佐川急便事件を契機として様々な制度変更・法改正がなされてきましたが、自民党の金権体質に何ら変化はなく、かえって巧妙化、悪質化していたことが、今回の裏金問題で可視化されたともいえるでしょう。
自民党の金権体質と言いましたが、もはや、政治全体の信頼にかかわる問題となってきています。地域を廻っていると、「政治家はえらい儲かるんやなあ」と冗談半分本気半分で何度言われたことでしょうか。この状況だと、どんな素晴らしい政策を提案しても、政治の信頼性がなくなっている以上、絵に描いた餅に終わってしまいます。
まずは、パーティー券裏金問題の解明が必要不可欠です。すべての自民党議員に対し、パーティー券収入のキックバックを受けたことがあるかどうか、受けた場合には収支報告書に記載したかどうか、について報告させる指示を岸田首相が自民党総裁として出すべきです。そして、万一、虚偽の報告をした者には除名処分にするくらいの強い決意を示すべきです。
繰り返しになりますが、今回の問題の全容解明を急ぐこと。その上で、政治がしっかりと自浄作用を発揮することが絶対的に必要です。企業・団体献金の廃止や資金のやりとりのデジタル化などの改革につなげていかなければなりません。
プロ野球阪神タイガースを日本一に導いた岡田彰布監督は、「当り前のことを当り前にやる」ことの重要性を盛んに述べていました。
政治とカネについての「当り前のこと」とは何か。それは、政治に金をかけない、政治を金で動かさない、政治で金を儲けない、ということ。私は、この3つの「当り前」を「当り前にやる」ことを誓っています。






