国政刻刻 阪神タイガース38年ぶり日本一で再認識
「当たり前のことを当たり前にする」ことの重要性
阪神タイガースが三十八年ぶりに日本一に輝きました。
今年は開幕当初から勝ち続け、大きな連敗もありませんでした。「今年の阪神は強いから・・・」という気持ちと、「いつものように終盤息切れして・・・」との思いが複雑に交錯するなか、あれよあれよという感じで日本一に到達しました。
三十八年前の日本一を知る私は、正直なところ、もう一度、阪神日本一が見られるとは思いませんでした。それゆえ、今は静かにその余韻にひたっています。
さて、阪神の岡田彰布監督が一貫して言っていたことがあります。それは、当たり前のことを当たり前にやることの大切さです。
快勝した試合後、インタビューで勝因を聞かれた岡田監督は、「先発が頑張って、バント決めたり、普通のセオリー通りに、当たり前のことを当たり前にできるっていうことやろな」、「そら今日みたいになあ、当たり前のことを当たり前にやったらええ結果が出るだけやんか」といつも言っていました。
そういえば、神社のおみくじでは、「健康運・飲み過ぎ食べ過ぎに注意」とか「恋愛運・出会いを大切に」とよく記されています。いわば、当たり前のことが書かれています。
要は、当たり前のことを当たり前にすることがいかに難しいかということでしょう。当たり前のことを当たり前にするために、阪神は冬のキャンプから過酷なトレーニングを積み重ねて実戦にのぞんでいます。神社のおみくじもその難しさを説き、日常生活の戒めとしているのでしょう。
そこで、日本の政治です。国民が一生懸命に働いて納めた税金が、一円たりとも無駄に使われることのないようにすることは、当たり前のことです。しかし、その当たり前のことが当たり前にできていない現状があります。
会計検査院による昨年度の決算検査報告では、税金の不適切な支出や無駄使いを指摘した国の事業は三百四十四件、金額は五百八十億二千万円となっています。例えば、コロナ対策の交付金を使って医療機関向けのマスクや消毒液の約六億円分がまったく使用されていなかった事例などが報告されています。
納税者の目線にたって、行政の無駄使いをただしていくことは、政治にとって当たり前のことです。当たり前のことを当たり前に行う政治を実践していきたいと、阪神日本一を機に、決意を新たにしています。






