県政NOW 「北方領土」
秋の収穫も終えられ、山々の木々もすっかり紅葉し晩秋の今日この頃、皆様お元気にお過ごしのことと存じます。さて、先日、11月5日に「東近江行政組合設立50周年記念式典」が、秋晴れの下、盛大に執り行われました。今日まで私達の安心安全のために、消防作業や救急搬送に日夜ご努力くださる消防署員の皆様をはじめ、地域消防団の皆様、関係各位の皆様に改めて感謝申し上げます。私達が、日々安全に暮らせるのも、このような方々が命がけでお守りくださるおかげだと思うと自然と頭が下がります。一方で、世界に目を向けますと、ロシアによるウクライナ侵攻等悲しい出来事が後を絶ちません。我々、日本を取り巻く情勢も例外ではなく、北朝鮮による度重なるミサイル発射や拉致問題、北方領土、尖閣諸島、竹島等の領土問題など重大な課題が山積しております。このような中、今年も北方領土返還要求運動滋賀県民会議会長の岩佐滋賀県議会議長を団長に「第40回北方領土視察団」が10月17日から県議会議員や市町議員等総勢41名が北海道根室市に派遣されました。北方領土とは、北海道の根室沖に連なる歯舞群島、色丹島、国後島、択捉島の4つの島のことです。1855年2月7日、日本とロシアとの間で「日魯通行条約」が調印され択捉島とウルップ島の間に国境が確認されました。それ以降も、択捉島、国後島、色丹島、及び歯舞群島からなる北方四島は、私たちの先祖が血と汗で開拓してきた日本の領土で一度も他国の領土となったことがない日本固有の領土です。4島の面積は、5003平方キロメートルで滋賀県の1・25倍、人口は約1万7000人の日本人だけが暮らす島でした。しかし、第2次世界大戦の終戦直後、旧ソ連軍により不法に占拠されてから77年が経過しました。北海道根室市から一番近い島である歯舞群島の貝殻島までは、わずか3・7キロです。納沙布岬からは目の前に見えます。漁にも出られません。根室市長の表敬訪問、根室市民との交流、元島民や高校生のお話を聞き、北方館や4島交流センターで島の歴史や生活を学んで目の前に見える北方四島を眺めると、悔しい思いや強い憤りがこみ上げてまいります。元島民の方々もご高齢になり語り部さんも少なくなってきました。一日も早い返還を祈るばかりです。私達は、元島民や根室市民の皆さんの思いを県民の皆様に、お伝えし、風化させることなく北方領土問題について理解を広げることで、解決に向けた運動の輪がさらに強く大きくなるように努力してまいります。最後に、北方領土返還要求運動に永く携わり牽引してくださる事務局長の竜王町の勝見幸弘さんに感謝申し上げます。






