県政NOW 「命を守る!(ライフジャケット)」
厳しかった暑さもやわらぎ、虫の音が心地よい季節となりました。農家の皆様方は実りの秋を迎えられ、忙しくされていることとお察し申し上げます。猛暑だった今年の夏も涼を求めて、多くの方が海や川へと行かれたことと思います。一方で毎年夏場には水辺で多くの命が亡くなっております。琵琶湖においても同様です。とても残念で、悲しいことです。子供の頃から父の投網打ちの魚籠(びく)持ちに日野川についていき、川で泳いでいた私は、何度も危険な目に遭いながら川の怖さを、身をもって体験してきて同じ川でも日によって流れも、水量も、川底の形状も違うことを自然と身に付けてきました。琵琶湖の水泳場(宮ヶ浜、牧等)も同じであります。体験を通して自然の脅威を学んできたように思います。同世代や先輩諸氏は、皆さん同じであるような気がいたします。琵琶湖で水難事故に遭われる方も、滋賀県民より、他府県の方が多いのもわかるような気がいたします。警察庁の「水難事故統計」によりますと、昨年の水難事故件数は1395件(前年比+42件)、水難者は1625件(同+78人)死者行方不明者数は744人(同+22人)で、いずれも前年を上回りました。水難者の約2人に1人が死亡し、夏のレジャー中に発生した事故が、非常に多いです。この中には、勿論、子どもも多く含まれております。この事故に遭われた方たちが、ライフジャケットを着用していたならば、多くの命が救えたのではないかと思います。もしもの時のためにライフジャケットの着用も必要です。国土交通省は法改正し、平成30年2月から全ての小型船舶の乗船者にライフジャケットの着用を義務化しました。ライフジャケットを着用することで、海中転落時の生存率が2倍以上になります。思い返すのもつらい出来事ですが、今から15年前の夏(2007年)甲賀市の小学生2名が、市が主催していた行事で訪れた四万十川で溺れて亡くなるという事故が起きました。この事故を教訓に、子どもの水難事故を防ぐため、ライフジャケット着用を促す啓発活動を続ける同市内小学校の元先生がおられ、その賛同の輪は広がりつつあります。琵琶湖を持つ滋賀から先進的に取組み全国に発信していきたいと申されます。私も、同じように思います。救える命は救わねばなりません。これから台風シーズンを迎えるにあたり、強風や河川の増水・決壊等の自然災害から大切な命を守るのはあなたです。






