県政NOW ガリ版(謄写版)文化の継承と活用
世界の発明王であるトーマス・エジソンから日本の発明家堀井新治郎父子に送られた直筆サイン入りの手紙が、旧堀井家を活用し運営されている東近江市内の「ガリ版伝承館」の蔵から100年ぶりに発見されて以降、全国各地から再び脚光を浴びることとなりました「ガリ版(謄写版)印刷」。これまでも東近江市蒲生地区の地元自治会やまちづくり団体、更には全国の愛好家の協力により、地域振興を兼ねた活用策が実施されてきたところですが、この度のニュースを契機として、更なる活用と未来世代への継承が求められることから、先に開催されました7月定例会の一般質問で、このテーマを取り上げさせて頂きました。
まずは、広く県民全体に歴史的事実を知って頂きたいとの思いから、県立施設での「手紙」公開を提案。知事からは東近江市と協議のうえ県立図書館等で関連書籍等と併せて展示する旨の答弁を頂きました。また、県立美術館や東京日本橋の県情報発信拠点「ここ滋賀」を活用した「ガリ版アート」のワークショップ開催等を検討する旨の答弁も頂いたところです。教育長には「STEAM教育」や技術継承の視点も入れながら、学校教育での「ガリ版アート」の活用を提案。教育長からは県が運営する「学校支援メニュー」への掲載を通じて普及を図ると共に、地域人材を活用した学びに大いに期待する旨の答弁を頂きました。この事につきましては、市内蒲生地区で活動されております、謄写版作家の佐藤勝英氏が早速10月に信楽高校総合学科デザイン系列、栗東高校美術科において出前授業を実施頂く予定と聞いております。
また、質問に関連し、昨年より滋賀県と交流頂いておりますオーストリア政府観光局のご紹介で、先般、東京藝術大学版画研究室のミヒャエル・シュナイダー准教授と面会。同教授も大変関心を寄せて頂いており、11月頃に「ガリ版伝承館」を訪問頂ける予定となっております。
こうした新たなネットワークも活用しながら、地域の歴史文化振興に引き続き努めて参ります。






