国政刻刻 「高時川出水被害から決意すること」
滋賀県北部の8月5日の「高時川の出水」でご自宅が浸水被害に遭われた皆さん、また水田や畑に水がはいり被害を受けられた皆さんに心からお見舞い申し上げます。滋賀県の発表によると、8月8日現在で、床上浸水が14軒、床下浸水が15軒ということです。幸い人的被害はありませんでした。
8月5日の早朝から全国ニュースで滋賀県長浜市の「高時川氾濫」が流され、急ぎ東京から滋賀県に帰り、6日長浜市選出の大橋みちのぶ県議に案内をお願いし、氾濫現場を訪問させていただきました。道路欠損場所や河川横の水田の浸水状態も見せていただきました。実はこの浸水部の堤防は「霞堤」(かすみてい)といわれる場所で、もともと堤防に開口部や低い部分を設け、洪水時には本流の水を農地に逃がして、下流に流れる洪水流量を減少させる場所でした。戦国時代から日本では各地で霞堤がつくられており、滋賀県でも高時川や天野川、愛知川、日野川などの大河川でみられます。
8月6日以降も数回にわたり、住宅の浸水被害者や農地被害を受けた皆さんの家や農地を訪問させていただき、可能な支援策についても話をさせていただきました。実は霞堤が洪水貯留という大きな役割を果たしたのに農作物被害などをカバーする仕組みはまだ不十分です。堤防から農地にあふれることも折り込み済みとする流域治水政策をすすめる上では必須の支援ですので、今後、国政としても応援の方法を確立していきます。
今、高時川と姉川の河川整備計画の全体予算80億円を20年に分けて、毎年4億円を河川掘削や堤防強化、樹木伐採等にいれておりますが、もっと集中的な投資が必要です。「(高時川の)丹生ダムを止めた前知事として責任をとれ」という声も聞こえています。もちろんその覚悟です。逃げません。川の恵みとともに災いとも共存し、命を守る河川政策づくりにむけて、住民の皆さんのご意見をうかがいながら、伝統知を生かしながら現代のデジタル情報も生かした川づくりが今求められています。皆さんのお近くの川はどうなっているでしょうか。






