国政刻刻 沖縄復帰50周年記念式典に参列して
さる15日、沖縄の本土復帰50周年を記念して開催された式典に参列させていただきました。式典は午後2時から東京と沖縄の2会場で開催され、東京会場には衆参両院議長をはじめ閣僚や各国の大使など約500人が、沖縄会場には岸田首相と玉城知事、市町村長など約800人が列席されました。そして天皇陛下は皇后陛下とともに皇居からオンライン形式でご臨席され、先の大戦で多くの尊い命が失われたことに触れながら「苦難の道を歩んできた沖縄の人々の歴史に思いを致しつつ、式典に臨むことに深い感慨を覚えます」と述べられました。陛下のお言葉は27歳で初めて沖縄を訪問されたご自身のご経験などを踏まえたもので、陛下の沖縄や平和に対する思いが伝わり、私の心に深く残るものでした。
沖縄には現在2つの大きな問題があります。ひとつは経済格差の問題です。沖縄の経済規模は復帰当時と比べると約10倍になりましたが、県民所得は全国最低水準が続いており、ひとり親家庭の割合やこどもの貧困率はいずれも全国平均の約2倍の水準であり、格差は依然解消されていないことです。もうひとつは基地の問題です。この50年で沖縄の米軍基地は3割以上が返還されました。しかし県外基地の整理がより進んだため全国に占める基地の割合は復帰当時の59%から70%へと結果的に増えています。そのため沖縄には普天間飛行場の辺野古への移設をはじめ騒音や米兵の犯罪など、基地に関する多くの問題が存在していることです。
折しも台湾海峡が緊迫しロシアの脅威が現実化される今日、沖縄の地理的重要性は高まるばかりです。私たちは沖縄に対してもう少し積極的に感謝の気持ちを表すべきではないでしょうか。式典に参列して沖縄の地域振興策と基地問題を前向きに進める節目としなければならないと強く感じました。






