国政刻刻 ワクチン接種の現状について
「ワクチンが不足している」という報道があります。しかし決してワクチンは不足していません。ファイザーとモデルナ合わせて9月末までに2億2千万回分、すなわち接種対象者全国民分のワクチンが確保されています。ではなぜ「ワクチンが不足している」といわれるのでしょうか。それは国が想定した以上のスピードでワクチン接種が進んでいるからです。
当初一日当たり40万回程度であった接種回数は政府の目標であった100万回をはるかに超えて150万回に届く勢いです。そのため国からの配分数と自治体からの要望数の間にギャップが生じました。自治体に配分されたワクチンの在庫数は接種記録システム(VRS)で管理していますが、その入力作業に遅れのある自治体では実在庫数と国で把握している数にずれがあることで7月以降の配分数に影響が出始めました。
そこで一度、全国に配分された1億回分のワクチンの実在庫を精査したところ6月末時点で4千万回分が手元にあることがわかりました。それに9月までに配分される7千万回分をあわせると1億1千万回分がこの3カ月分のワクチン数となります。この数を一日当たりの接種回数に換算すると一日あたりでは120万回が適正な接種回数となるのです。
全国の自治体は政府の要請を受けて接種体制を強化したにもかかわらず希望するワクチン数が急に入らなくなったことで、すでに65歳以下のワクチン接種の予約を取っておられた自治体などではその対応に追われることとなりました。こうした現場の混乱を招いた責任は国にあります。この点について深くお詫び申し上げます。
以上が「ワクチンが不足している」といったことの事実ですがワクチンは十分に確保されています。精査後のスケジュールでも8月末には1億2千万回に到達し、11月中には2回接種は完了する予定です。どうかご安心ください。






