県政NOW 口腔ケアと感染症予防
まずは、口を大きく開いてみてください。その状態で口の中の唾液を「ごっくん」と飲み込めますでしょうか?難しいですよね。次に口を閉じた状態で同じことを試してみてください。今度はいかがでしょうか?上手く出来た方、出来なかった方双方いらっしゃるかと思います。上手く出来なかった方は、口腔周囲の筋力が低下していると推察されます。
食物や飲み物を飲み込む動作は「嚥下」(えんげ)と言いますが、口腔周囲の筋力が低下すると、この動作が正しく出来なくなり、そのことによって、気管等に誤って食べ物等が入ってしまうことが「誤嚥」です。正しく嚥下が出来ている時は、同時に正しく鼻呼吸が出来ていることになりますが、筋力が低下している方は正しい鼻呼吸が出来ず、口呼吸になるため、唾液の分泌量が減り、どうしても口腔内が乾燥しがちで衛生状態が悪化します。誤嚥と同時に、口腔内のウイルスや細菌が一緒に入り込むと「誤嚥性肺炎」(肺炎と合わせて日本人の死因第3位)を引き起こすことにもなるため、新型ウイルス感染症が拡大期にある中、特に口腔ケアをしっかりと行っていくことがより求められております。
県ではこれまで、口腔周囲の筋力低下防止のため、啓発リーフレット「~お口の寝たきり予防~健口体操をしましょう!」を作成配布し、啓発に努めてきましたが、発行から既に10年以上が経過し、新型コロナウイルス感染症等予防の観点もふまえた情報の更新が望まれること、対象年齢も拡大のうえ、動画等、よりわかりやすい啓発が求められることから、今11月定例会の一般質問で、更新の提案を行いました。健康医療福祉部長からは、リーフレット改訂と県独自の動画作成の検討に入ること、さらに当座の対応として県ホームページに口腔ケアと感染症予防の説明を設けるとともに、日本歯科医師会等作成の動画を貼付け、より多くの県民が健口体操に取り組める体制を作る旨答弁頂きました。
湖国も初雪を観測、空気が乾燥し、寒さが一層厳しくなって参りました。感染症予防の観点から口腔ケアと「健口体操」に注目頂けたら幸いです。






