2019年度後期NHK連続テレビ小説
【甲賀】 信楽焼の女性陶芸家を主人公とした2019年度後期NHK連続テレビ小説「スカーレット」の撮影が順調に進んでいる。県内でも信楽地域をはじめ各地でロケーション撮影が行われており、県や甲賀市もドラマに全面的に協力して魅力発信に力を注ぐ。元号が変わり新しい時代の始まりとなる今年、中世から続く日本六古窯の地・信楽が改めて注目を集める。 (羽原仁志)
同ドラマはNHK連続テレビ小説としては101作目となる。物語は戦後まもなくから始まる。大阪から滋賀県信楽へやってきた絵の得意な女の子・川原喜美子が主人公。両親と二人の妹との貧しい暮らしのなか、喜美子は一家の支えとなって頑張っていく。やがて15歳になった喜美子は、地元の信楽焼に惹かれて男性ばかりの陶芸の世界に飛び込み、女性陶芸家の草分け的存在として奮闘し、自分なりの信楽焼を見出していく。
脚本は、「ホタルノヒカリ」(日本テレビ)や「みかづき」(NHK)など数々の人気ドラマや映画を手がけてきた水橋文美恵さんが担当する。また、ヒロインのモデルではないが、製作にあたり、信楽在住陶芸家の神山清子さんを深く取材し、子育てをしながら作陶する姿が作品に反映されている。
活発でお人よしだが努力家なヒロイン喜美子を、数々の映画やドラマなどで好演を見せる戸田恵梨香さん、幼少期は川島夕空さんが演じる。さらに北村一輝さん、富田靖子さん、佐藤隆太さん、大島優子さんらが脇を固め、ヒロインとの絆がドラマの主題の一つとなっている。
今月、リハーサルの様子の一部がメディアに公開された。喜美子の幼馴染・熊谷照子の実家で信楽焼最大の窯元「丸熊陶業」という設定で、実際に信楽焼の窯元である「宗陶苑」(同市信楽町長野)で撮影が行われた。15歳の喜美子が窯場を訪れるワンシーンで、出演者らは細かい演技を確認しながら撮影に臨んでいた。
リハーサル前、記者団の質疑応答に応じた戸田さんは「いきいきと元気いっぱいに楽しく過ごせるようにしたいと思う」、照子役の大島さんは「信楽焼について学び、地元の人とも交流して役作りに生かせれば」と撮影にあたっての意気込みを語った。
製作統括の内田ゆきチーフプロデューサーは「地域の皆さんの協力を得て撮影が進んでいる。ヒロイン喜美子と周りの人たちの温かさと愛情を注いだ作品にしていきたい」と述べている。
ドラマは全150回、9月30日から放映される予定。
信楽地域では、27日~5月6日に信楽高原鐵道信楽駅前広場で「第25回春のしがらき駅前陶器市」、2日~5日に同町勅旨の県立陶芸の森で「第13回しがらき作家市」がそれぞれ催される。






