県政NOW セタシジミが琵琶湖を救う
「夢をカタチに!イノベーションSHIGA新時代」をシリーズでお届けしています。農業排水が琵琶湖に影響を及ぼして久しく、琵琶湖の水質が良くなったのかどうか?。外来生物に脅かされている現状、貝類が激減して琵琶湖の浄化機能が不具合に。そこで今回は、「セタシジミ復活プロジェクト」の最前線について報告し、琵琶湖再生について考えます。
1957年に6千72tもあった琵琶湖のセタシジミの漁獲量は、2012年には28tまで激減。
この50年間で1%以下にまで落ちています。貝類の水質浄化能力は、以前から漁師や研究者から報告されており、琵琶湖の自然再生力を取り戻すためには貝類復活が不可欠です。
そこで、昨年10月の「河川を愛する市民会議」で、研究者から琵琶湖のプランクトン組成とシジミの関係、県行政から激減したアユを取り戻す試み、事業者から自然由来のケアシェルでアサリが復活してきたとの報告を受けました。この会議を経て、県内の漁協に協力していただき調査・実験がスタートしました。定期観察ではシジミの回復が確認されています。そして、今年10月にセタシジミの復活に向け、県内外から国・県の研究機関の関係者と県漁連、漁師、県行政、事業者、NPOなど有志20名が集まり、情報交換と今後の展望について研修会を持ちました。
対策として、�@湖底環境の改善と貝類の適地確保(湖底ヘドロの除去、酸性化している湖底の水質を中和、湖底に酸素供給、砂を確保し湖底を攪拌(かくはん)、農業排水対策など)�A仔貝の増殖技術の確立(セタシジミの仔貝は浮遊出来ないので、現在行われている仔貝を養殖し漁場に撒く。貝類のDNA解析技術確立)�B自然再生力と生物多様性の対策(二枚貝とプランクトン組成種が激減しており、琵琶湖の自然再生力が衰えていることから抜本的な対策が必要。水質改善に寄与するドブガイなど二枚貝の増殖も促す)が出されました。
セタシジミ復活によって琵琶湖の水質が良くなることは間違いありません。産学官民が連携して豊かな琵琶湖を取り戻したいと思います。プロジェクト参加者募集中です。eco2@ex.bw.dream.jp井阪まで。







