県政NOW 「オーガニック農業について」
美味しい近江米、みずかがみも平成三〇年産米から、作付面積が政府の配分から自主的な作付へと大きく転換され、大変厳しい状況と思っております。滋賀県としてはこれまで、環境こだわり農業を作付五〇%を目標に、全国一の大面積で取り組み、琵琶湖の環境を守る取り組みとして、農薬と化学肥料の使用量を半分以下に抑え、既に十五年が経過しております。
しかし、環境こだわり米であっても、完全なたい肥、有機質を使った完全な有機農業(オーガニック農業)ではありません。オーガニック農業は、農薬と化学肥料を一切使わないので、簡単ではなく多くの課題があり、それらをクリアすることは大変な改革であり、口で言うほど簡単でないと思いますが、今、米作も頭打ちの感がある中で、将来に向けてのヒット生産ではないかと思っております。
その中にあって、大手量販店でオーガニック水稲のニーズが高まり、今後大口の需要も見込まれる事から、滋賀のオーガニック米としての市場開拓の方向が見えます。また野菜についても、京阪地域向けの生産は現在少ないですが、聞きますところ海外ではオーガニック野菜の関心は高く、本当に将来性があると思われます。お茶においても、国内の需要が縮小傾向にある中、野菜同様海外の販路開拓を進めると聞いております。
水稲のオーガニック栽培の最大の課題は、除草技術の確立が十分でなく、今日まで広がりが期待出来なかったと言われております。本県において、平成二九年度のオーガニック農業の作付面積は四八七haで、その内訳は、水稲二四七ha、ソバが一九二ha、野菜が二四ha、お茶が七ha、その他が一七haとなっています。今後、オーガニック農業の研修会や、県内六カ所で開催されました水稲の乗用型水田除草機の実演会には、農業者の皆さんも関心が高まっていると聞き及んでおります。これからも、安定生産技術の普及を進め、マーケットインに基づく作付けを推進し、経営体育成の加速化を図ると聞いております。また、オーガニック農業は、「健康しが」を支える本県産農産物として期待されるので、しっかりとフォローしたいと思います。







