県政NOW ムラサキ―1350年を紡ぐ
「あかねさす むらさきのゆき しめのゆき のもりはみずや きみがそでふる」(額田王)
「むらさきの にほへるいもを にくくあらば ひとづまゆゑに われこひめやも」(大海人皇子)
東近江市内に位置する、かつての蒲生野(市内市辺地区周辺)の地で「額田王(ぬかたのおおきみ)」と「大海人皇子(おおあまのみこ=天智天皇の弟で後の天武天皇)」によって、この有名な相聞歌が詠まれて、本年1350年を迎えました。
この歌に詠まれた「ムラサキ(紫草)」は、この万葉の時代から当地区で栽培され、染料や医薬品原料としても利用されてきましたが、近年では地球温暖化等の環境変化により、栽培が難しく、国の絶滅危惧種にも指定。平野部ではなかなか見ることもかなわなくなりました。
そんな状況下、山間部で冷涼な東近江市奥永源寺地区の気候を活かして、東近江市地域おこし協力隊一期生の前川真司氏を中心に、地元地域の皆様や、県立八日市南高等学校の皆様による「復活プロジェクト」が進められてきたところですが、この度、その集大成ともいえる、国産有機栽培「シコン(紫根)エキス」を利用した化粧品シリーズ「MURASAKI no ORGANIC」が1350年の時を経て誕生しました。
各界が注目する中、いよいよ商品販売のスタートを飾るデビューイベントは、去る4月26日には、東京日本橋に立地する滋賀県の新アンテナショップ「ここ滋賀」で、また、この5月12日には東近江市能登川地区に立地する「ファブリカ村」でそれぞれ開催され、私も参加いたしました。
販売は前述の前川氏が代表を務める「株式会社みんなの奥永源寺」が担当し、順次国内外に販路を拡大していく予定です。この会社は、市内外の「地域優先株主」の皆様や「東近江市三方よし基金」による出資も特徴となっています。
市内外の人の様々な「ご縁」を「ムラサキ」で紡いで(紫縁)、地域を活性化していこう、という大きな志の取組みでもあります。東近江市の「市の花」である「ムラサキ」が名実ともに復活すると共に、地域が大きく「花開く」よう、皆様の参画もぜひよろしくお願い致します。






