県庁で企画展示
◇大津
「幕末を駆け抜けた彦根藩士―官軍となった井伊の『赤備え』」と題した展示が10月19日まで、大津市の県庁新館の県政史料室で開催されている。
幕末維新期の彦根藩士といえば、大老井伊直弼の側近である長野主膳や宇津木六之丞の名がよく知られ、彼らの名は吉田松陰ら尊王攘夷派の志士を弾圧した安政の大獄と重ね合わせて記憶されている。
しかし、安政7年(1860)3月に直弼が江戸城桜田門外で暗殺された後は、彦根藩では「勤王派」が台頭し、長野・宇津木を粛清する大きな政変が起こった。
戊辰戦争にも真っ先に新政府側に付き、箱館(函館)を除く戦争の全局面に参加している。この動きを推し進めた「勤王派」の藩士たちは、維新後も様々な分野で活躍した。
今回の展示では大正期に作成された旧藩士の履歴書を通じて、幕末期に活躍した彦根藩士の人物像に迫っている。県の歴史的文書20点(複製含む)が展示されている。なお展示時間は、月~金曜日(祝日を除く)の午前9時~午後5時まで。無料。問い合わせは、県政史料室(TEL077―528―3126)へ。





