信楽高原鐡道も陶製切符、ラッピング電車
◇甲賀
絵本作家としても活躍するお笑いコンビ「キングコング」の西野亮廣(あきひろ)さんの作品展が陶都・信楽をにぎわしている。西野さんの絵本は、細部まで描き込んだ超細密画の美しさが魅力。展覧会は町内2か所で28日まで開催され、開業30周年の信楽高原鐡道もこれにあわせてラッピング電車の運行や陶製切符販売で盛り上げている。
西野さんの4作目の絵本「えんとつの町のプぺル」は、1万部でヒットとされる絵本業界にあって、5月下旬で30万部を突破し、異例の大ヒットとなった。
物語の舞台は、崖に囲まれ、煙に覆われた「えんとつの町」。住民は青い空や輝く星空を知らない。そんな町で“ゴミ人間(プぺル)”と少年がひょんなことで出会ったことから始まるファンタジーだ。
原画展は全国で人気を呼び、信楽町でも「プぺルをきっかけに市内外の人にもっと信楽のことを知ってもらおう」と、有志でつくる実行委員会が誘致に動いて実現した。
プぺル展の会場は、信楽焼の窯元内にあるギャラリー「文五郎倉庫」(甲賀市信楽町長野1087)。絵本の約9倍の大きさの「光る絵」が展示され、その色彩の美しさに魅了される。高校生以上500円。
プぺル以前の3作品の原画展も、文五郎倉庫から徒歩5分のFUJIKI(同903―1)で観覧できる。
開催期間は両会場とも28日までで、時間は午前10時から午後5時まで。両会場のアクセスは、文五郎倉庫は信楽高原鐡道・信楽駅から徒歩約10分、FUJIKIは約5分。自動車で来場する場合は、同駅前にある甲賀市信楽地域市民センター駐車場を利用する。
また、信楽高原鐡道は今回のイベントにあわせて、プぺルの世界観を再現した陶製きっぷを1000部製作し、販売している。サイズは横15・5センチ、縦17・5センチで、茶系の陶板をベースに絵本の挿絵をあしらった。1枚2500円で、大人2人分の貴生川―信楽間の往復乗車券がついている。
このほか、プぺルのスケッチを車体に描いたり、車両内に掲示したラッピング電車が運行されている。
展覧会の問い合わせはえんとつの町のプぺルin滋賀実行委員会(TEL0748―60―5932)、信楽高原鐡道関連は同社(TEL0748―82―3391)へ。








