琵琶湖新時代へ ふるさとの川を未来へ
七月は、「びわ湖の日」(一日)、「海の日」(第三月曜日)、「河川愛護月間」など、水環境と私たちの暮らしとの関わりを考える機会が多くあります。
川は、あらゆる生き物、生態系にとって大切な存在です。滋賀県には、一級河川が五〇九本、そのうち琵琶湖に直接流れ注ぐ河川が一一七本あり、ほとんどの川が琵琶湖につながっています。
水系の地図を見ると、県内全域から琵琶湖に向かって、網の目のように川が通っていることがわかります。
琵琶湖を真ん中にした私たちの暮らしや産業は、水源の山、里山から田んぼ、琵琶湖へと水を運ぶ川によって結ばれ、支えられています。
これらの川を守る「河川愛護活動」が、自治会等を中心に毎年約一二〇〇団体、一〇万人を超える県民の皆さんの参加により行われています。地域に根差した皆様の活動を大変心強く思います。
顕著な功績のあった団体に感謝状をお贈りしており、今年は、東近江市の日野川・佐久良川で活動されている「ふるさと蒲生野川づくり委員会」を含む三団体に授与しました。
河川敷の竹藪を伐採し、花を植栽することで不法投棄の防止につなげたり、川の生き物観察などで無関心だった人たちの参加意欲を高め、年々参加者を増やしたり。それぞれの地域の課題に合わせて創意工夫をこらし、自分たちが暮らす地域を自分たちでより良くしていこうという「草の根自治」の力がここにも発揮され、滋賀の底力を感じます。
自然に対する畏敬の念を忘れず、水の恵みに感謝し、身近な川を大切にする県民の皆さんの地道な行動は、琵琶湖の未来とつながっています。
子どもたちや滋賀に移り住んで来られた方々、仕事で滋賀にご縁のある方々にも、琵琶湖や川を大切にする活動に様々な形で関わってもらいたい。そのために、「びわ湖の日」の取り組みも一層充実させていきたいと思います。(次回につづく)







