県政NOW 「書道文化」にふれてみませんか
東近江市五個荘竜田町にある「淡海書道文化専門学校」をご存知でしょうか。
我が国の書道教育、書道文化の発展と、書写・書道における社会教育・学校教育などで活躍する有能な指導的人材を育成する、教育基本法及び学校教育法に基づく「書」の専門学校で、全国各地から多くの学生が学んでおられます。大正8年淡海女子実務学校として開校後、昭和60年に、当時の財団法人日本習字教育財団名誉会長原田観峰師を校長とする「淡海書道文化専門学校」に改称され現在に至っています。原田師は「正しい文字、美しい文字」の普及活動を展開し、その半生を書道教育に尽くされた方で、遡ること昭和52年、習字師範の養成と実技研修の場として、永源寺町(現東近江市)に「すめら学園」を開園され、その精神が淡海書道文化専門学校へと引きつがれました。専門学校に隣接して「観峰館」という「書の博物館」もあります。これも、創設者原田師が海外での書道を中心にした文化交流で収集された、各国の書道資料や、言語学・民俗学をはじめとした文字、文化の膨大な資料が展示され、学芸員による説明を受けることができます。今、私たちの生活にメールはなくてはならないものですが、そこに現れる文字は、言葉を伝達し記録するための記号です。しかし「文字」の起源は、多くの場合、ものごとを簡略化して描いた絵文字と言われているように、同じ文字でも字体によってその伝えたい思いが変わるのも文字だと、初めて観峰館を訪ねた時に感じたことを思い出しました。滋賀県には文化振興条例があり振興指針も策定されています。文化というと、どうも文学、音楽、美術、写真、演劇、舞踊や地域で継承されてきた有形・無形の文化財に目が行きがちです。もちろんこれらの文化はすべて大切ですが、その文化を伝え、継承するための、言葉、文字すなわち「書の文化」の大切さこそわすれてはならないと、今年度私が所属する県議会「文化・スポーツ対策特別委員会」の初会議で改めて感じた次第です。みなさん、一度、五個荘竜田町にある書道文化の博物館「観峰館」と「淡海書道文化専門学校」(6月24日にオープンキャンパスがあります)をたずねて、書道文化にふれてみませんか。






